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実践行動経済学 完全版
リチャード・セイラー,
キャス・サンスティーン
著
遠藤 真美
翻訳
発行年月 |
2022年11月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
462p |
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大きさ |
21cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/経済学説・経済思想 |
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ISBN |
9784296000982 |
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商品コード |
1035183065 |
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NDC分類 |
331 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2022年12月4週 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2022/12/17、読売新聞 2023/01/29、日本経済新聞 2023/05/27、日本経済新聞 2024/10/12 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035183065 |
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著者紹介
リチャード・セイラー(著者):米シカゴ大学経営大学院教授。1945年米ニュージャージー州生まれ。74 年米ロチェスター大学で経済学の博士号取得(Ph.D)。米コーネル大学、米マサチューセッツ工科大学(MIT)経営大学院などを経て95年から現職。行動経済学の研究で、2017 年にノーベル経済学賞を受賞した。著書に『行動経済学の逆襲』(遠藤真美訳、早川書房)、『セイラー教授の行動経済学入門』(篠原勝訳、ダイヤモンド社)などがある。
キャス・サンスティーン(著者):ハーバード大学ロースクール教授。専門は憲法、法哲学、行動経済学など多岐におよぶ。1954年生まれ。ハーバード大学ロースクールを修了した後、アメリカ最高裁判所やアメリカ司法省に勤務。81 年よりシカゴ大学ロースクール教授を務め、2008 年より現職。オバマ政権では行政管理予算局の情報政策及び規制政策担当官を務めた。18 年にノルウェー の文化賞、ホルベア賞を受賞。著書に『ナッジで、人を動かす──行動経済学の時代に政策はどうあるべきか』(田総恵子訳、NTT出版)ほか多数、共著に『NOISE──組織はなぜ判断を誤るのか?』(ダニエル・カーネマン、オリヴィエ・シボニー共著、村井章子訳、早川書房)ほか多数がある。
内容
「行動経済学」最高の入門書!
ノーベル経済学賞受賞! セイラー教授の代表作が、
「最新の話題」を盛り込み、より「役に立つ」かたちになってリニューアル!
「NUDGE(ナッジ)」とは
親ゾウが、子ゾウの背中を鼻でちょっと押すように、
強制や禁止をせずに
本人の「よりよい選択」を後押しする「使える」経済学!
◆ ◆ ◆
「うっかりしていた」「知らなかった」「じっくり考える時間がなかった」……
実はその「損」、ナッジの活用で防げます!
・ジム、動画、音楽、雑誌……サブスクの「解約し忘れ」はなぜ起こる?
・保険料を得して医療費を安く抑える保険の選び方
・老後の年金を結果的に「一番多く」する方法
・事故多発の道路を安全に変えた「ある工夫」
・地球温暖化防止、ドナー登録……不快感を生まずに参加者を増やす方法は?
・我慢や強制ではなく、「健康的な生活」を“自然に”送るには?
・新型コロナウイルスのワクチン接種、最初から接種率が高かった自治体の手法は?
……
◆ ◆ ◆
◆「賢い人」「思慮深い人」ほど要注意!「ナッジ」で「認知バイアス」を乗り越えよう。
本書ではナッジにまつわる面白い実験を紹介している。たとえば、こんな実験だ。
あなたはいま、視覚認知テストを受けている6人の集団のなかにいる。
大きな白いカードに1本の線が描かれており、それをほかの3本の線と比べて、長さが同じものはどれか答える。3問目まではなにごともなく全員が同じ答えを選ぶ。
しかし、4問目であなた以外の5人が先に同じ線を選ぶのだが、それがどう見てもまちがっている。さあ、今度はあなたが答える番だ。あなたはどうするだろう。
・自分が「正解だ」と思った線を選ぶ
・前の5人が選んだ線を選ぶ
あなたは自信を持って、「正解だ」と思った線を選べるだろうか?
3問目までと比べて、少しためらいながら答えることになるのではないだろうか?
実は、このシチュエーションで、前の5人が選んだ線を選んでしまう人は珍しくはない。
ナッジとは、他人の回答に惑わされてしまう人間にとって、実に役に立つものなのだ。