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「家族」を超えて生きる~西成の精神障害者コミュニティ支援の現場から~
山本 智子
著
発行年月 |
2022年12月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
18p,258p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/社会保障・社会福祉・社会政策
/社会保障・社会福祉・社会政策 |
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ISBN |
9784422117881 |
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商品コード |
1035258537 |
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NDC分類 |
369.28 |
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本の性格 |
実務向け |
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新刊案内掲載月 |
2023年01月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035258537 |
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著者紹介
山本 智子(著者):奈良女子大学大学院博士後期課程社会生活環境専攻修了。近畿大学教職教育部教授。博士(社会科学)。臨床発達心理士・公認心理師。大阪市西成区にある障害者施設でスーパーバイザーを務める。東大阪市留守家庭児童育成クラブ職員総合研修講師。大阪府放課後児童支援員等研修講師。主な著書に『発達障害がある人のナラティヴを聴く』(単著、ミネルヴァ書房、2016)『学校を生きる人々のナラティヴ』(編著、ミネルヴァ書房、2019)『発達障碍のある人と共に育ちあう』(共著、金芳堂、2020)『ロールプレイで学ぶ教育相談ワークブック 第2版』(共著、ミネルヴァ書房、2019)『学校現場にいかす特別支援教育ワークブック』(共編著、ミネルヴァ書房、2020)他がある。
内容
精神障害のある人たちは家族との関係に困難を抱えている場合が少なくないが、彼らの「家族」についての語りからは、従来の理想とされる家族像(「家族神話」)へのとらわれや、家族メンバー間の認識のずれなどがどのように彼らを苦しめているのかが明らかになる。そして、その「家族神話」から逃れ、社会との絆を結びなおしていくために、どのような関わりや援助が必要なのかも見えてくる。
このような一般的・理想的な家族像は、精神障害のある人に限らず、その家族像から外れる多くの人にとっても苦しみのもとになることがあると思われる。
本書では、大阪市西成区で精神障害のある人の心理的援助を長年行っている著者が、自らが関わってきた当事者たちとその支援者たちの語りや生き様を通して、多様な家族のあり方や個人の生き方を妨げるものは何か、そこからどうすれば自由になれるのかについて考える。