著者紹介
アンドリュー・スティール(著者):計算生物学者。サイエンスコミュニケーター。1985年生まれ。オックスフォード大学で物理学の博士号を取得したのち、「老化」こそが現代最重要の科学的課題と考え、計算生物学者に転身。フランシス・クリック研究所で機械学習を用いてDNAを解析し、患者の診療記録から心臓発作を予測する研究に従事。「生物老年学」の最先端をはじめて一般読者向けに詳しく紹介したデビュー作である本書『AGELESS』は、医学界およびエコノミスト誌、ガーディアン紙等のトップメディアで高い評価を獲得。英米でベストセラーを記録し、世界14カ国語で刊行が決定している。
依田卓巳(翻訳):翻訳家。東京大学法学部卒。訳書にリチャード・ランガム『火の賜物』『善と悪のパラドックス』、ニコラス・ウェイド『宗教を生み出す本能』(以上NTT出版)、オーウェン・ジョーンズ『チャヴ』『エスタブリッシュメント』(以上海と月社)、フレッド・ボーゲルスタイン『アップルvs.グーグル』(新潮社)、ジョン・ケープルズ『ザ・コピーライティング』(ダイヤモンド社)ほか多数。
草次真希子(翻訳):翻訳家。アリゾナ州立大学大学院ジャーナリズム研究科修士課程(放送ジャーナリズム専攻)修了。
田中的(翻訳):翻訳家。早稲田大学教育学部英語英文学科卒。早稲田大学教育学研究科修士課程(英語教育専攻)中退。
内容
★世界14か国で続々刊行
★医学界絶賛の最新ベストセラー、ついに日本上陸
「死ぬまで健康」でいられる時代がはじまる。
がん・心臓病・脳卒中の根本原因は「老化」だ。そしていま、老化が「治療」対象になりつつある――。全世界が注目する「生物老年学」のすべて!
「老いにともなう機能不全」が解消しつつある今、あなたはどう生きるか?
・老化は「自然の摂理」ではない。「治療できる障害」である
・がん・心臓病・認知症・脳卒中の根本原因は「老い」
・がんを根絶できても平均余命は「3年弱」しか延びない
・老化治療は「悪いパーツの除去」「失われたパーツの再生」「壊れたパーツの修復」「リプログラミングによる若返り」の4つ。いずれも目覚ましい発展を遂げている
・「老後の苦しみ」が激減し、結果的に健康寿命が延びる
・老化治療のリスクバランスとは?
・あなたが今日からすべきこととは?
・社会は老化治療をどう受け入れるべきか?
★医学界・トップメディア絶賛!
「老化を『医療問題』として扱うべき理由を示し、さらに世界トップの研究者たちがこの問題を解決しつつある最前線を描く名著だ。本書によって多くの人命が救われるだろう」
――オーブリー・デ・グレイ(老年学研究のトップランナー / SENS研究財団CSO)
「著者は自身も専門家でありつつ、この分野のほぼすべての専門家に取材を行なっている。正確でありながらわくわくして読める名著。ついに老年学に希望の光が見えてきた」
――ジョージ・チャーチ(ハーバード大学医学部教授 / 遺伝学者)
「本書を読み、あなた自身の未来に備えることを薦める」
――アンドリュー・スコット
(ロンドン・ビジネススクール教授 / 『LIFE SHIFT:100年時代の人生戦略』)
「私たち全員が、まったく異なる未来に備えるべきだということがよくわかる」
――ウォールストリート・ジャーナル紙
「『老化』に直面している人々(つまり全人類)にとっての希望の書」
――エコノミスト誌