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書評掲載

カシオペア~向瀬美音句集~

向瀬美音  著

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価格 \3,080(税込)         

発行年月 2022年12月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 228p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784781415024
商品コード 1035711249
NDC分類 911.368
書評掲載誌 毎日新聞 2023/07/03
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035711249

著者紹介

向瀬美音(著者):1960年 東京生まれ。上智大学外国語学部卒業。
2013年頃から作句を始め、大輪靖宏、山西雅子、櫂未知子各先生から俳句の指導を受ける。
2019年 第一句集『詩の欠片』上梓。
2020年 『国際歳時記 春』刊行。
2022年 『国際俳句歳時記 冬・新年』刊行。
現在、「俳句コラム」主宰。俳句大学機関誌「HAIKU」[Vol.1世界の俳人55人が集うアンソロジー][Vol.5 世界の俳人150人が集うアンソロジー][Vol.6 世界の俳人90人が集うアンソロジー]の編集長兼発行人。
日本ペンクラブ会員、日本文藝家協会会員、日本伝統俳句協会会員、俳人協会会員、国際俳句交流協会会員、フランス語圏俳句協会AFH会員、上智句会所属、「舞」会員、「群青」購読会員。

内容

◆第二句集

香水を一滴をんな取り戻す

美音さんの句はかなり大胆な試みのもとにあることがわかる。
いままでの美音さんの句全体を見渡してみると必ずしも試みが成功しているとは言えないものもあるのだが、そうした不成功を怖れないところが美音さんの特徴とも言える。
むしろ、ここからまた何か新しいものが生まれるのではないかという期待が生じてくるのである。
序より・大輪靖宏

◆自選十二句
連山を統べ大阿蘇の野火走る
この先は獣道かや山桜
荷風忌やソーヌゆつくり蛇行して
ときめきは晩年に来よ桃の花
国境は青き海なりつばくらめ
もう少しで星を摑めるハンモック
美しき刻を重ねて滴りぬ
あるがまま溺れてみたき芒かな
十六夜のしづかに潮の引きにけり
アサギマダラ色なき風に抗はず
家系図に一人加ふる春隣
初夢や手には届かぬ北極星

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