【MeL】誤訳の常識
中原道喜 著
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内容
目次
はしがき PART 1 誤訳の点描――珍訳のユーモア,独創訳の妙味 1 派手なスーツに身を包み 2 むき出しのベッドに腰を下ろし 3 表情を一変させた 4 大西洋を越える行列 5 一瞬,激しくもどす 6 彼女とはいつもより遅く寝る 7 タンクが道を転がり落ちる 8 変態的な作曲家? 9 恐ろしくて,わからない 10 眼鏡ごしに見上げる 11 雨の中で,彼女の心は大声で歌う 12 木に登れば,わめいて気が狂う 13 どんなことも嬉しいような悲しいような 14 毒々しいフルーツ・プディング 15 睥睨(へいげい)するばかりか,歯を剥(む)きだす 16 彼は呑んだくれになれるか 17 心のどこかに不安が 18 手袋をはめた冷たい手ではなをかむ 19 とやかく言う筋合いではない 20 やめて,速すぎるわ PART 2 翻訳・誤訳の今昔――初期の辞書から同時通訳まで 〔1〕 初期の英和辞典に見られる“苦心訳” 〔2〕 訳語の変遷 〔3〕 新語の訳語 〈1〉 新語が辞典に訳語・記述の工夫を求める場合 〈2〉 新語が誤訳を生む場合 〔4〕 国際関係に影響を及ぼした誤訳 PART 3 誤訳の姿態――さまざまな形の原文離れ 《1》 誤植に類した誤り(〔1〕~〔3〕) 《2》 誤植か誤訳か(〔4〕) 《3》 ぽか(〔5〕~〔9〕) 《4》 でたらめ訳(〔10〕~〔16〕) 《5》 語義の取り違え(〔17〕~〔20〕) 《6》 訳し落とし(〔21〕~〔25〕) 《7》 水増し訳(〔26〕~〔28〕) 《8》 複合誤訳(〔29〕~〔30〕) 《9》 卑俗な表現(〔31〕) 《10》 化ける引用文(〔32〕~〔33〕) 《11》 地の文が会話文に返信(〔34〕) 《12》 固有名詞と冠詞の落とし穴(〔35〕) PART 4 誤訳の類別――各種の誤訳の分類・解説 〈1〉 名詞(〔1〕~〔14〕) 〈2〉 代名詞(〔15〕~〔17〕) 〈3〉 動詞(〔18〕~〔31〕) 〈4〉 形容詞(〔32〕~〔36〕) 〈5〉 冠詞(〔37〕) 〈6〉 助動詞(〔38〕~〔42〕) 〈7〉 副詞(〔43〕~〔45〕) 〈8〉 前置詞(〔46〕~〔53〕) 〈9〉 接続詞(〔54〕~〔60〕) 〈10〉 否定(〔61〕~〔66〕) 〈11〉 比較(〔67〕~〔74〕) 〈12〉 仮定法(〔75〕) 〈13〉 不定詞(〔76〕~〔77〕) 〈14〉 分詞(〔78〕) 〈15〉 動名詞(〔79〕) 〈16〉 関係代名詞(〔80〕) 〈17〉 疑問文(〔81〕~〔82〕) 〈18〉 強調構文(〔83〕) 〈19〉 文の種類(〔84〕) 〈20〉 慣用表現(〔85〕~〔87〕) 〈21〉 挿入(〔88〕) 〈22〉 共通構文(〔89〕) 〈23〉 構文(〔90〕~〔93〕) 〈24〉 オノマトペ(擬音語・擬態語)(〔94〕~〔97〕) ■参考■ 『副詞』とオノマトペ PART 5 オノマトペ(擬音語・擬態語)――日本語の特技,翻訳の妙技 §1 英→和の訳でオノマトペが多用される語 §2 翻訳とオノマトペ 〔1〕 オノマトペが訳文で効果的に用いられた例 〔2〕 同一の英文を異なる訳者が訳した例 〔3〕 オノマトペ訳がよく用いられる典型的な語の翻訳例40 〔4〕 日本語の作品で用いられたオノマトペとその翻訳例 §3 詩歌とオノマトペ 《1》 「詩」 《2》 「短歌」 《3》 「俳句」 索引 オノマトペ索引
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