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ヨーロッパの極右

ジャン=イブ・カミュ, ニコラ・ルブール  著

木村高子  翻訳
南祐三  監修
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価格 \5,940(税込)         

発行年月 2023年04月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 370p,54p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/政治学/政治学一般
ISBN 9784622095910
商品コード 1035938172
NDC分類 312.3
基本件名 ヨーロッパ-政治・行政
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2023年05月4週
書評掲載誌 朝日新聞 2023/07/01
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035938172

著者紹介

ジャン=イブ・カミュ(著者):(Jean-Yves Camus)
1958年生。政治学者。専門はヨーロッパにおけるナショナリズムおよび極端主義。国際関係戦略研究所(IRIS)研究員。著書に『今日の極右』(1997)、『ヨーロッパにおける極端主義者たち』(1997)、『国民戦線――歴史と分析』(1997)、『国民戦線』(1998)、『フランスにおける極端主義――恐れるべきか?』(2006)、『極右辞典』(2007)(いずれも未邦訳)などがある。
ニコラ・ルブール(著者):(Nicolas Lebourg)
1974年生。歴史学者。モンペリエ大学ラテン・ヨーロッパ政治学センター(CEPEL)研究員。専門はフランス極右および政治的暴力の歴史。著書に『最も極端な右翼からみた世界――ファシズムから革命的ナショナリズムまで』(2010)、『フランソワ・デュプラ――国民戦線を作り上げた男』(2012)、『ルペンの陰で――国民戦線ナンバー・ツーたちの歴史』(2012)、『国民戦線の根源に――新秩序運動の歴史』(2014)、『ナチは生き延びたのか?――ファシスト・インターナショナルおよび白人種十字軍についての研究』(2019)(いずれも未邦訳)などがある。
木村高子(翻訳):(きむら・たかこ)
英語・仏語翻訳家。ストラスブール大学歴史学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科史学(考古学)専攻修士課程修了。スロヴェニア在住。訳書にラッグルズ『図説 イスラーム庭園』(原書房 2012)、ゼイハン『地政学で読む世界覇権2030』(東洋経済新報社 2016)、サンド『ユダヤ人の起源』(共訳、ちくま学芸文庫 2017)、ブラウンスタン他『グランゼコールの教科書』(共訳、プレジデント社 2022)などがある。
南祐三(監修):(みなみ・ゆうぞう)
1979年生。早稲田大学大学院文学研究科史学(西洋史)専攻博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、南山大学国際教養学部准教授。専門は第三共和政のフランス右翼ナショナリストの思想と活動。著書に『ナチス・ドイツとフランス右翼――パリの週刊紙『ジュ・スイ・パルトゥ』によるコラボラシオン』(彩流社 2015)、『新しく学ぶフランス史』(共著、ミネルヴァ書房 2019)、訳書にルソー『過去と向き合う――現代の記憶についての試論』(共訳、吉田書店 2020)、エヴァンズ『力の追求――ヨーロッパ史1815-1914』(共訳、白水社 2018)などがある。

内容

世界が右傾化するなか、極右は政治を語る上で欠かせないものとなった。ヨーロッパ各国でさまざまな極右勢力が台頭し、人々をひきつけている。  
ヨーロッパの極右はどのように誕生し、定着したのか。いかなる活動を展開してきたのか。
排外主義、自国中心主義、強権的な指導者を特徴とする極右は、その単純な見た目とは裏腹に、多種多様な背景をもっている。伝統的な保守派、急進的な革命派、グローバルな交流、サブカルチャーなど、その姿をとらえることは容易ではない。
極右研究のスペシャリストである著者たちは、ナチズムとの関係、新右翼、宗教、ポピュリズムなどの切り口から、極右の諸相を紐解いていく。
極右が問題視されるのは、選挙という民主主義の手続きによって政治に躍り出たことが大きいが、極端な主張を現実的なものに調整すると求心力を失うというジレンマも抱えている。
19世紀から現在まで、ヨーロッパ各国からロシアにかけて根深く息づく極右の歴史に光を当て、その実態を明らかにする。極右を理解する上で欠かせない一冊。

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