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フロイト著作集<第4巻> 新装版 日常生活における精神病理学他

ジークムント・フロイト  著

生松 敬三, 懸田 克躬, 高橋義孝, 池見 酉次郎  翻訳
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価格 \7,150(税込)         

発行年月 2023年04月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 485p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/心理学/精神分析
ISBN 9784409340585
商品コード 1035938248
NDC分類 146.13
基本件名 精神分析
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2023年06月2週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035938248

著者紹介

ジークムント・フロイト(著者):1856年生まれ、オーストリアの心理学者、精神科医。神経病理学者を経て精神科医となり、神経症研究、自由連想法、無意識研究を行った。精神分析学の創始者として知られる。心理性的発達理論、リビドー論、幼児性欲を提唱し、人間の心の『無意識』という世界を発見したことによって、マルクス、ダーウィンとならんで20世紀の思想に大きな影響を与えた人物の一人ともされる。1939年没。主な著書は『ヒステリー研究』『夢判断』『日常の精神病理学』『精神分析入門』『自我とエス』『性欲論三論』など。
生松 敬三(翻訳):1928年生まれ。東京大学文学哲学科卒業。同大学院修了。元中央大学教授。1984年没。著書に『思想史の道標』(勁草書房、1965)、『現代ヨーロッパの精神史的境位』(福村出版、1971)、『社会思想の歴史——ヘーゲル・マルクス・ウェーバー』(岩波現代文庫、2002)ほか。訳書はレヴィ=ストロース『構造人類学』(みすず書房、1972)、ヴェーバー『宗教社会学論選』(みすず書房、1972)ほか。
懸田 克躬(翻訳):1906年生まれ。1937年東北帝国大学医学部卒。1950年順天堂大学教授となり、1961年医学部長、1972年学長を歴任。医学教育振興財団理事長も務めた。1996年没。著書に『愛について 愛の生態学』 (中公新書、1968)、『ユングとフロム』(中央公論社、1974)ほか。訳書『愛するということ』 (紀伊国屋書店、1959)
高橋義孝(翻訳):1913年生まれ日本のドイツ文学者・評論家・随筆家。学位は、文学博士(東京大学・論文博士・1961年)。九州大学教授、名古屋大学教授などを歴任。1995年没 主な著書は『森鴎外』(読売文学賞)『現代不作法読本』『文学研究の諸問題』『近代芸術観の成立』等、翻訳本はC・G・ユング『無意識の心理』人文書院、ゲーテ『若きウェルテルの悩み』新潮文庫1951、フランツ・カフカ『変身』新潮文庫1952など。
池見 酉次郎(翻訳):1915年生まれ。日本の心身医学、心療内科の基礎を築いた草分け的な日本の医学者。九州大学医学部名誉教授。甥は臨床心理学者の池見陽。 福岡県糟屋郡粕屋町生まれ。旧制福岡中学(現福岡県立福岡高等学校)、九州帝国大学医学部卒業。日本心身医学会を設立し、初代理事長になる。翌昭和36年(1961年)九州大学に国内最初に設立された精神身体医学研究施設(現在の心療内科に当たる)教授に就任し、内科疾患を中心に、心と体の相関関係に注目した診療方法を体系化、実用化に尽力した。 1999年没。

内容

日常生活の些細な行為の背後にひそむ心理にメスをあてた『日常生活の精神病理学』と『ある微妙な失錯行為』、心的機制に関する理論を正常者にも拡大し、最も生産的な創造力を示した『機知――その無意識との関係』と、著者自身が自己の秘密と、その苦難の歴史を語り、自己の思想形成と展開を素描する『自己を語る』を収録。

「『日常生活の精神病理学』は一読平明であり、(中略)われわれの日常生活中の多くの一見不可解な現象に解明の光が投げかけられることは明らかである。
 『機知─その無意識との関係─』は、『日常生活の精神病理学』に比すればややむずかしく、且つ専門的な労作であるが、(中略)美学の領域における一心理学者の手になる注目すべき研究である。」(本書より)

◎目次
日常生活の精神病理学(池見酉次郎/高橋義孝訳)
 Ⅰ固有名詞の度忘れ  
 Ⅱ外国語の単語の度忘れ  
 Ⅲ名前と文章の度忘れ  
 Ⅳ幼児記憶と隠蔽記憶  
 Ⅴ言い違い  
 Ⅵ読み違いと書き違い
 Ⅶ印象と計画の度忘れ  
 Ⅷ為損い  
 Ⅸ症状行為と偶発行為   
 Ⅹ思い違い  
 Ⅺ重複した錯誤行為
 Ⅻ決定論、偶然の存在を信ずることと迷信、いくつかの観点

機知―その無意識との関係(生松敬三訳)
 A分析的部門
  Ⅰ序論   
Ⅱ機知の方法  
 Ⅲ機知の諸傾向
 B綜合的部門
  Ⅳ快感のメカニズムと機知の心因  
 Ⅴ機知の動因、社会的過程としての機知
 C理論的部門
  Ⅵ機知と夢および無意識の関係 
  Ⅶ機知および滑稽なものの諸種

自己を語る(懸田克躬訳)   

ある微妙な失錯行為(吾郷晋浩訳)

訳注  
解説(高橋 義孝)

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