内容
日本では、摂食障害の治療が精神科領域に根付いているとは言えず、患者の身体管理の難しさから「うちでは診られません」と治療を断ることも多いという。本書では、過食症の患者に適切な治療を行うための4週間の入院治療プログラムを紹介。患者の自助努力を援助する「ガイデッドセルフヘルプ」の理論を取り入れ、患者自身が症状を記録するワークブックの指導や、心理教育も併せて行うことで大きな成果をあげているプログラムを詳細に解説。精神科医だけでなく、看護師、臨床心理士、精神保健福祉士、作業療法士、管理栄養士などがチームでかかわるプログラムであるため、多職種に役立つ情報が満載。