あなたの経験とつながる教育心理学
著者紹介
内容
目次
まえがき 第1章 心理学を学べば心が読めるようになる?──心理学とは 1 心理学ってどんな学問なの?──教育心理学とは 2 発達ってなんだろう?──発達とは 3 教育心理学ってどうやって調べているの?──教育心理学の研究方法 COLUMN1 心理学はもともと哲学だった!? 第2章 生まれと育ち,どちらが大事なの?──発達の基礎 1 生まれもった才能ってあるの?──遺伝か環境か 2 遺伝か環境かの議論を超えて──遺伝と環境の相互作用 3 身体・運動も心の発達と関連しているの?──身体性 COLUMN2 生涯発達心理学という考え方 第3章 頭の中で想像し,考えられるのはどうして?──イメージの発達 1 頭の中のイメージって?──イメージの心理学 2 どのようにしてイメージが生まれるのか?──ピアジェ理論 3 イメージを獲得した後はどのように発達するのか?──イメージと自己中心性 4 どのようにしてイメージを自在に操るのか?──イメージの操作 COLUMN3 子どもはテレビの映像をどう理解しているのか!? 第4章 いつから言葉を話せるようになった?──言語発達 1 なぜ「りんご」と聞いたらリンゴのことだと理解できるの?──「言葉がわかる」とは 2 話せるようになるには,どんな発達が必要?──音を作ったり聞き分けたり 3 話せなくても「伝えたい!」……でもどうやって?──意図を分かち合う 4 幼児は中学校の英単語よりもはるかに多い語彙を身につける──語彙の発達 5 児童期以降の言葉の発達──話す言葉から書く言葉へ COLUMN4 テレビやビデオで言葉は育つ? 第5章 「気づいたら知っている」のはどうして?──概念・素朴概念・インフォーマルな学習 1 私たちは,なぜ初めてみた犬でも「犬」だとわかるの?──概念・知識 2 いつの間にか身についている知識──素朴概念 3 お風呂で100まで数えることができた?──インフォーマルな学習 4 小学生になるまでにどんなことを身につけているの?──乳幼児期の学びと認知発達 COLUMN5 お手伝いは良いことづくし! 第6章 「人の気持ちがわかる」って何だろう?──社会性の発達 1 人の「心」はいつからわかるのか?──心の理論 2 嘘をつくって難しい?──嘘の発達 3 善悪をどうやって判断するのか?──道徳性の発達 4 「思いやり」って何だろう?──向社会的行動と共感 COLUMN6 「共感」は取扱注意? 第7章 「私って何なんだろう」そんな悩みはありませんか?──パーソナリティの発達 1 いつから自分のことがわかる?──自己理解の発達 2 「どうしてこんなにしんどいの?」……その悩み,実は周囲も同じかも──青年期のアイデンティティ 3 今の「わたし」はどんな状態?──アイデンティティ・ステイタス 4 過去の「わたし」は何に直面してきた? そしてこれから先はどうなるの?──エリクソンの発達課題 COLUMN7 アイデンティティを発達させる手助け? 第8章 学習=勉強だと思っていませんか?──学習理論 1 「学習=勉強」ではありません!──心理学における「学習」の意味 2 「パブロフの犬」は心理学?──学習の基本的仕組み 3 見て学ぶ,周りから学ぶ──社会的学習 4 自ら学ぶ──自己調整学習 COLUMN8 学習理論を支援に活かす──行動分析学のアプローチ 第9章 「やる気」って何だろう? 本当に必要なの?──動機づけと学習行動 1 やる気って何だろう?──動機づけとは 2 動機づけの量の差は行動の違いにつながる?──動機づけは学習行動に影響するか 3 動機づけの質の違いは行動の違いにつながる?──自律性や目標の異なる動機づけ COLUMN9 原因の考え方がやる気を変える? 第10章 テストだ! ピンチだ! 覚えなきゃ!──記憶のメカニズム 1 「覚えること」=暗記なの?──記憶とは 2 授業の最初と最後の話は覚えている!──記憶の二重貯蔵モデル 3 覚える時のコツ──記憶方略 4 頭の中だけで考えるって難しい!──ワーキングメモリ COLUMN10 「もうすぐテストだ!」──どのように勉強しますか? 第11章 「どうしよう……?」と困ったときの私たち ──問題解決と専門家としての成長 1 問題に直面したときの私たち──問題解決 2 解決までの思考のあり方をとらえる──問題解決のプロセス 3 問題解決から専門家としての成長へ──熟達化 COLUMN11 あなたは失敗を成功のもとにできますか? 第12章 学校にはどんな集団があっただろう?──友人関係や学級内の集団関係がもたらすもの 1 友だちの多い人の特徴って?──友情とパーソナリティ 2 グループにはどんな特徴があるの?──集団の構成原理と友人グループ 3 学級の雰囲気は大切なの?──学級風土と学級の目標構造の効果 4 誰かと一緒だとがんばれる?──他人との共同の効果 COLUMN12 学級の人数は少ない方がいいの? 第13章 よい授業ができる先生になるために ──学習指導と教員の資質 1 よい授業,よい実践って何だろう?──指導の基礎となる考え方 2 目的をもって授業実践を展開しよう──さまざまな授業の形態 3 よい教員にはどうやったらなれるの?──教員のタイプと教員の資質 COLUMN13 子どもたちと先生の仲の良さには要注意!──学級崩壊につながりやすい教員のタイプ 第14章 みんな気になる⁉ 学校の成績──教育評価 1 学校の成績は何のためにあるの?──教育評価とは 2 評価はどうやって決まるの?──教育評価の手段:評価方法の基礎知識 3 テストだけじゃない! 新しい評価の方法──教育評価の手段:真正の評価(オーセンティック評価) COLUMN14 あなたはどうやって評価する? 第15章 学校に馴染めない…… そんな時に起こること──学校適応 1 学校に馴染めない・行けない子どもとは──適応と不適応 2 自分が落ち着きやすい場所って?──心の居場所 3 誰を頼ったらいいの?──教育相談 COLUMN15 ギフテッドと呼ばれる子どもたち(発達障害) あとがき 索 引
カート
カートに商品は入っていません。