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こころの発達と学習の科学~デジタル時代の新たな研究アプローチ~

パトリシア・K・クール, スーシャン・リン, ソニア・グエリエロ, ダーク・ヴァン・ダム  著

OECD教育研究革新センター  編
袰岩 晶, 篠原 真子, 篠原 康正  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \4,950(税込)         

発行年月 2023年04月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 374p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/社会科学/教育学/教育学・教育思想・教育史
ISBN 9784750355665
商品コード 1036048766
NDC分類 371.04
基本件名 教育学
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2023年05月4週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036048766

著者紹介

パトリシア・K・クール(著者):パトリシア・K・クール博士は、ワシントン大学学習・脳科学研究所の共同所長であり、アメリカ国立科学財団(NSF)学習の科学センター(LIFE)を統括している。クール博士は、幼児期学習におけるベゾス・ファミリー財団の寄付講座を担当し、音声聴覚科学の教授を務めている。幼児期の言語学習とバイリンガル脳の発達に関する研究、幼児に対する先駆的な脳測定、幼児の学習方法を示す研究などで国際的に認められている。クール博士はクリントン大統領、ブッシュ大統領、オバマ大統領の時にホワイトハウスで自らの研究を発表した。アメリカ科学アカデミー、アメリカ芸術科学アカデミー、ロダン・アカデミー、ノルウェー科学文学アカデミーのメンバー。AAAS、アメリカ音響学会、アメリカ心理学会、認知科学学会のフェロー。クール博士は、音響学会で金賞、IPSEN財団のジャン=ルイ・シニョート神経心理学賞、ウィリアム・ジェームズ生涯功績賞、認知神経科学におけるジョージ・A・ミラー賞、アメリカ心理学会の功労賞を受賞した。
スーシャン・リン(著者):スーシャン・リン博士は、アメリカ国立科学財団(NSF)の社会・行動・経済科学局における「学習の科学プログラム」のプログラムディレクターである。彼女は、人間と他の動物、機械における学習について大規模で複雑な問題に対応するための知的で組織的なインフラを提供する最初の学習の科学センター(SLC)が設立された2004年から、その調整委員会における主席プログラムディレクター兼委員長を務めている。SLCのプログラムでリーダーシップを発揮する以前、リン博士は、NSFの生物科学局の6つの神経科学プログラムの部門リーダーを務めていた。NSFに入る以前、彼女はインディアナ大学医学部准教授であった。
ソニア・グエリエロ(著者):ソニア・グエリエロ博士は、ユネスコ本部の教育調査官である。彼女は、国連の持続可能な開発目標4「包摂的かつ公平で質の高い教育」を達成するために各国を支援する国際プロジェクトの研究、戦略的開発、実施を指揮している。ユネスコに入る以前、彼女は、OECD教育研究革新センター(CERI)の効果的学習プログラムのための革新的指導プログラムを指揮し、そこで、本書の出版に至る学習の科学プロジェクトに携わることになった。彼女は、教師教育における教師の動機付け、教育学的知識、学習機会の関係を探求することを目的とした、最初のOECD教員知識調査を概念化した。意思決定指向型研究、評価、政策分析を専門とするカナダのコンサルティング会社である、ディレクションエビデンス・アンド・ポリシーリサーチグループの創設パートナー。教師の採用と定着、成人学習、社会的包摂と経済的機会、学歴における性差、数学への不安、子供と青少年の福祉など、教育政策と社会政策の様々な問題に関する幅広い著書がある。学習、認知、発達心理学を専攻し、マギル大学で博士号を取得。
ダーク・ヴァン・ダム(著者):ダーク・ヴァン・ダム博士は、パリにあるOECD教育スキル局上級参事。ヘント大学で教育科学の博士号を取得、同大学の教育科学教授(1995年~)。ブリュッセル自由大学(1997~2000年)とアメリカニュージャージー州のセトンホール大学(2001~2008年)で、研究職を歴任。主な学術研究は、教育史、比較教育、生涯学習、国際高等教育に焦点を当てたものである。また、ベルギーのフランドル圏において教育政策の分野で様々な任を、とりわけフランドル圏の複数の教育大臣の下で副局長や局長を務めた。2008年にOECDに入り、教育研究革新センター(CERI)の所長を務める。現在の関心は、教育革新、学習の科学、教育制度の比較分析、オープン教育である。
OECD教育研究革新センター(編者):OECD教育研究革新センター(The OECD Centre for Educational Research and Innovation, CERI)は、すべての人の生涯学習を実現するために、研究主導型の活動を行っている。正規の教育システムにとらわれず、教育と学習の未来について考察している。CERIは、特に新しいトレンドや問題に焦点を当てつつ、変化する教育環境のために先を見通した革新的な課題を設定することを目指している。CERIの目標は、実証分析とイノベーション意識を全面的に取り入れた研究成果を生み出すことで、特に、研究活動を強固にするための統計的証拠の蓄積と主要指標の開発に重点を置いている。
袰岩 晶(翻訳):国立教育政策研究所教育データサイエンスセンター総括研究官。1970年生まれ。早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程等を経て、2010年より国立教育政策研究所。2021年より現職。2015~2021年に文部科学省「情報活用能力調査に関する協力者会議」委員。近著に『PISA調査の解剖:能力評価・調査のモデル』(共著、東信堂、2019年)、‘Information literacy’: Japan’s challenge to measure skills beyond subjects (coauthor), Educational Research, Vol.63 No.1, Special Issue: Changing times, changing assessments: International perspectives, pp.95-113 (March 2021)など。訳書にOECD教育研究革新センター編著『アートの教育学:革新型社会を拓く学びの技』(共訳、明石書店、2016年)、同『メタ認知の教育学:生きる力を育む創造的数学力』(共訳、明石書店、2015年)などがあ…
篠原 真子(翻訳):元国立教育政策研究所総括研究官。1963年生まれ。筑波大学大学院博士課程教育学研究科、同教育学系助手等を経て、文部省でOECD事業を担当。2001年より国立教育政策研究所(~2023年)。その間、2014年から文部科学省情報教育調査官(~2023年)。著作に‘Information literacy’: Japan’s challenge to measure skills beyond subjects(corresponding author), Educational Research, Vol.63 No.1, Special Issue: Changing times, changing assessments: International perspectives, pp.95-113 (March 2021)、『PISA調査の解剖:能力評価・調査のモデル』(共著、東信堂、2019年)、「連載:PISAが描く世界の学力マップ(第1~24回)」(時事通信社『内外教育』第6332号~6378号、2014年)など。訳書にOECD教育研究革新センター編著『メタ認知の教育学:生きる…
篠原 康正(翻訳):元文部科学省外国調査官。1956年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程、英国ウェールズ大学を経て、1995年より文部省(~2017年)。イギリス等諸外国の教育動向・制度・政策分析に携わるとともに、OECD教育統計関連事業報告書の翻訳・解説を手がける。訳書にOECD教育研究革新センター編著『アートの教育学:革新型社会を拓く学びの技』(共訳、明石書店、2016年)、同『メタ認知の教育学:生きる力を育む創造的数学力』(共訳、明石書店、2015年)、経済協力開発機構(OECD)編著『PISAから見る、できる国・頑張る国2:未来志向の教育を目指す:日本』(分担訳、明石書店、2012年)などがある。

内容

知識集約的でテクノロジー主導の21世紀において、人々の学習はどのように変化し、環境要因はそれにどのような影響を与えるのか。神経科学、社会・認知・行動科学、教育学、コンピュータ・情報科学など様々な分野の最新の知見から、「学習を科学する」可能性を探る。

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