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がいなもん 松浦武四郎一代(小学館文庫 か4-9)

河治 和香  著

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価格 \858(税込)         

発行年月 2023年07月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 373p
大きさ 16cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784094072754
商品コード 1036229278
NDC分類 913.6
基本件名 松浦武四郎-小説
個人件名 松浦/武四郎
書評掲載誌 朝日新聞 2023/08/05
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036229278

内容

「北海道の名付け親」の生涯を描く傑作小説

明治十六年、絵師の河鍋暁斎を訪ねた松浦武四郎は、その娘・豊の問いに応じて自らを語り始める…。
武四郎は文化十五年、伊勢国に生まれた。竹川竹齋から〈神足歩行術〉を学び、地図や道中記を見て各地を旅したいという夢を抱く。十六歳で家出して江戸に行ったことを手始めに、全国を旅するようになった。その後、蝦夷地で頻繁にロシア船が出没していることを知り、都合六回に亘る蝦夷地の探検を行った。アイヌの人々と親しく交わり、大自然に寄り添った生き方に敬意を感じていた。なかでも、ソンという子どものアイヌを可愛がり、別れた後もその消息を確かめ合うことになる。江戸に戻った武四郎は様々な記録や報告書を作成し、和人によるアイヌへの搾取の実態と救済を訴え、九千八百ものアイヌの地名を記した地図を作成した。蝦夷地通としても、吉田松陰や坂本龍馬にも助言をした。そして、北海道の名前の制定に関わる。
幼い頃から好きだった古物蒐集家としても知られるようになった。晩年には、率先してユニークな墓や棺を用意するという終活の達人でもあった。
並外れた行動力と収集癖、膨大な執筆物で多くの人を魅了した人物を描いた伝記小説。

【編集担当からのおすすめ情報】
本書は、「第3回北海道ゆかりの本大賞」「第25回中山義秀文学賞」「第13回舟橋聖一文学賞」を受賞しました。今回、WBCの栗山英樹監督が推薦コメントを寄せてくださっています。解説は、札幌大学の本田優子教授です。

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