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丸善のおすすめ度

人気No.1にダマされないための本

小林 直樹  著

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価格 \1,760(税込)         

発行年月 2023年06月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 199p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/社会科学/経済学/経済統計
ISBN 9784296202591
商品コード 1036337597
NDC分類 350.1
基本件名 統計学
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2023年07月4週
書評掲載誌 読売新聞 2023/07/23
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036337597

著者紹介

小林 直樹(著者):日経BP「日経クロストレンド」記者。早稲田大学政治経済学部卒業後、日経BP入社。「日経ビジネス」を皮切りに「日経ネットナビ」「日経ビジネスアソシエ」「日経デジタルマーケティング」の創刊に参画。1999年に取材した東芝ビデオクレーマー事件をきっかけに「ネット炎上」現象の分析、執筆がライフワークに。「日経クロストレンド」では、ランキング、データ、調査ものを多く手掛ける。著書に、『だから数字にダマされる 「若者の○○離れ」「昔はよかった」の9割はウソ』(日経BP、2016年)、『ネット炎上対策の教科書 攻めと守りのSNS活用』(日経BP、2015年)、『わが子のスマホ・LINEデビュー 安心安全ガイド』(日経BP、2014年)、『ソーシャルリスク ビジネスで失敗しない31のルール』(日経BP、2012年)、『ソーシャルメディア炎上事件簿』(日経BP、2011年)がある。

内容

怪しい「人気No.1」にダマされない、飛びつかない
~賢い消費者、データに強いビジネスパーソンであるために~

 いきなりですが、問題です。以下の設問の理由を考えてみてください。

Q1. 聞いたこともない業者が「お客様満足度No.1」などと広告を出している、そのカラクリとは?
a. 自分が知らないだけで実際に人気の業者である
b. その業者が勝手に「No.1」を自称しているだけ
c. アフィリエイターが勝手に広告を制作している

Q2. 小学生男子の「将来なりたいもの」1位がサッカー選手から会社員に。考えられる理由は?
a. プロへの道が狭き門であることが知れ渡ったから
b. 新入社員の初任給が上昇傾向だから
c. 調査時期にサッカー日本代表が不振だったから

Q3.茨城県の最下位が続いたことで話題の「都道府県魅力度ランキング」の魅力とは何の魅力?
a. 当該県居住者が評価する生活満足度
b. 「この県に住んでみたい」という居住意向
c. 豊かさを指標化して得点を合計したもの

Q4. A誌とB誌が調査したビジネスホテル満足度で、アパホテルはA誌で1位、B誌で最下位。なぜ?
a. A誌の調査が適切で、B誌の調査は不適当だから
b. B誌の調査が適切で、A誌の調査は不適当だから
c. どのホテルも似たりよったりで誤差の範囲だから

Q5. 意識調査の世界比較で、日本は総じて悲観的、後ろ向きな回答が多く見られるのはなぜ?
a. 何事もネガティブにとらえる国民性だから
b. 日本人は批判精神豊かで見方が厳しいから
c. 数字の通り、悲観的な要素しかないから

Q6. 新聞各社の内閣支持率はなぜ差があるのか?
a. 各紙で調査対象の性・年代に大きな差があるから
b. 各紙の主義主張を好む愛読者が回答するから
c. 誘導的な質問を仕組んで操作しているから

Q7. 合計特殊出生率が1.5~1.6のA県と、1.1~1.2のB県。出生数減少率が大きいのは?
a. A県
b. B県
c. 一概に言えない

 いかがですか? こちらQ1~Q6は選択肢a.b.c.の中に正解はありません。Q7は「c.」です。本書ではこうした実例を基に、ランキング、データの読み解き方を解説しています。2016年1月発売の前作『だから数字にダマされる』は、高校の教科書「新編 論理国語」(大修館書店 令和5年度)にその一節が採用されました。マーケティングや経営企画など、データを基に意思決定する人、リサーチを手掛ける人には特に役立つ1冊に仕上がっています。

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