内容
「麻酔科学」を学ぶ医学生のガイドブックとして活用されるよう麻酔の基本を解説するとともに,より専門的な内容を盛り込み,研修医,さらには麻酔科専門医を目指す医師にも役立つよう,1993年の「麻酔科ガイドブック」諸般の発行以来情報をアップデートして版を重ねて参りました.
本書は麻酔の歴史に始まり,麻酔科学の基礎や実際の麻酔管理についての基本事項を網羅するだけでなく多くの麻酔科医が携わる急性期治療,痛みの治療,緩和治療,高気圧酸素治療などの多岐な分野について詳述.前版の内容を監修者による再確認で今日の改訂版に至る.記述内容は前版を引き継ぎ,日進月歩で進化・多様化している麻酔法,鎮痛法,薬剤,各種デバイス,モニタリング技術については最新の情報を盛り込んだ内容となっている.また,臨床で役立つさまざまな指針やガイドライン,指標やアルゴリズムについても解説.