国際機構論入門 第2版
山田 哲也 著
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内容
目次
はしがき 序 章 国際機構と国際機構論 1 国際機構とは何か 2 主要な国際機構と類型化 3 国際機構論の揺らぎ──本書の立場と射程 第I部 国際社会はどのように組織化したか 第1章 近代国際秩序の形成と国際機構の萌芽 1 近代国際社会の成立 2 ヨーロッパ協調の意義と評価──近代国際秩序の成立 3 「共通利益」認識の出現(1)──国際河川委員会 4 「共通利益」認識の出現(2)──国際行政連合 5 国際行政連合の具体例──ラインシュの分類を手がかりに 6 「共通利益」の実現と平和──ラインシュの分析 第2章 国際連盟と国際連合 1 「20世紀」とはいつか 2 国際連盟という構想 3 国際連盟の組織と活動 4 国際連盟から国際連合へ 第3章 現代国際社会における国際機構 1 国際社会の特徴と国際機構 2 グローバル・ガバナンスとの関係 3 機能主義の再評価?──グローバル・ガバナンスとの接点 第II部 国際機構はどのような活動をしているか 第4章 国家間の戦争防止──「同盟」と「集団安全保障」 1 二つの安全保障方式 2 国際連盟における集団安全保障 3 国連における集団安全保障 4 集団安全保障の変質 第5章 平和維持活動から平和活動へ 1 平和維持活動の起源──国際連盟期の経験 2 国連による平和維持活動概念の誕生 3 冷戦後のPKO──平和維持・平和構築から平和活動へ 4 ポスト冷戦期の紛争を通じた規範変化 第6章 「帝国」の解体──植民地独立と開発援助 1 第一次世界大戦と「帝国」 2 国際連盟の委任統治制度 3 国連における二重基準の克服 4 復興支援から開発援助・貧困削減へ──国際経済システムの形成 5 冷戦後の開発援助・貧困削減 第7章 国際社会における福祉の実現 1 福祉とは 2 19世紀後半から国際連盟設立まで 3 国際連盟・国連システムと福祉 4 人権の国際的保障──外交と条約、普遍と地域 5 冷戦後の転回 第8章 地域的国際社会の組織化 1 地域的組織化を問う意味 2 ヨーロッパ──「統合」の見本? 3 アジアまたはアジア太平洋 第III部 国際機構をどのように考えるか 第9章 グローバル化する国際秩序と国際機構 1 国際秩序の変容と国際機構 2 外的要因による国際機構の変容 3 国際機構の内部的対応とその限界・問題点 4 国際機構ではない「国際社会の組織化」──常設化された国際会議 第10章 国際機構論へのアプローチ 1 国際機構と法 2 国際組織法の体系論 3 国際機構の内部手続きと主権国家体制 4 国際組織法学の意義と限界 5 グローバル化と国際機構 6 グローバル・ガバナンスと国家・国際機構 第11章 国際社会の組織化と日本 1 国際貿易ネットワークへの参入 2 ハーグ平和会議と国際連盟 3 日本の国連加盟 終 章 国際機構と国際機構論の課題 1 主権国家体制と国際社会の組織化 2 国際社会の組織化の含意 3 国際機構論の課題 国連加盟国と加盟年 あとがき
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