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日本語はしたたかで奥が深い~くせ者の言語と出会った<外国人>の系譜~
河路 由佳
著
発行年月 |
2023年07月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
13p,368p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/言語学/日本語 |
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ISBN |
9784327377519 |
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商品コード |
1036379698 |
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NDC分類 |
810.7 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2023年08月4週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2023/09/09 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036379698 |
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著者紹介
河路 由佳(著者):河路由佳(かわじ ゆか)
1959年生まれ。杏林大学特任教授。慶応義塾大学大学院文学研究科(国文学専攻)修了。一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程単位取得退学。博士(学術・一橋大学)。現代歌人協会、日本文藝家協会会員。東京農工大学留学生センター、東京外国語大学大学院教授などを経て、2020年度より現職。専門は日本語教育学、日本語教育史。
主な著書に、『日本語教育と戦争――「国際文化事業」の理想と変容』(新曜社、2011)、『ドナルド・キーン――わたしの日本語修行』(共著、白水社、2014)、『日本語とにらめっこ 見えないぼくの学習奮闘記』(モハメド・オマル・アブディンと共著、白水社、2021)など。
内容
彼らは日本語に何をもたらしたのか
古来、〈外国人〉が日本語を学んだきっかけは、外交、布教、商業、勉学、戦争など、多種多様であった。日本語とさまざまな出会いをした〈外国人〉にスポットをあて、国内を中心に、時に応じて国外にも目を向け、彼らのドラマを時系列に沿って丹念にたどる。
また、こうした〈外国人〉の日本語はわれわれに何をもたらしたのか、特に文学表現を中心に眺めていく。ドイツ人宣教師ホイヴェルスによる戯曲『細川ガラシア夫人』、パラオの人々の日本語による愛唱歌、戦後台湾で作られた『台湾万葉集』など、今まであまり注目されてこなかった作品も取り上げる。図版多数掲載。
(*〈外国人〉の表記は、国籍や民族を問わず、言葉だけに着目した呼称。母語ではなく、もう一つの言語として日本語に新しく出会い、使ってきた人々を指す。)
<目次>
はじめに――日本語と出会った〈外国人〉
序章 古代から現代に至る日本語使用領域と日本語
第一章 いにしえの達人たちの日本語――七世紀~十七世紀半ば(古代から江戸時代初めまで)
1 渡来人や通訳たちと日本語
2 西洋人宣教師と日本語
第二章 いにしえの達人たちの日本語2――十七世紀半ば~十九世紀初め(江戸時代)
1 「鎖国時代」の来日外国人
2 ロシアの日本語学習者
3 ヨーロッパの日本語学習者
第三章 いにしえの達人たちの日本語3――十九世紀~二十世紀初め(開国前後~昭和初期)
1 近代の来日外国人たちの日本語
2 海外の日本語教育の草創期を築いた人びと
3 「もう一つのことばとしての日本語」による日本語文学
第四章 戦時体制下の〈外国人〉の日本語――一九三〇年代~一九四五年夏
1 戦時体制下の日本語普及と学習者たち
2 日本語で活躍した人びと
3 戦時体制下の日本語文学
第五章 戦後の〈外国人〉の日本語文学――一九四五年夏~一九八〇年代
1 敗戦のもたらした価値観の転換
2 戦後、日本語を使って活躍した人びと
3 戦後の日本語文学
第六章 現代の〈外国人〉の日本語文学――一九九〇年代以降
1 留学生の増加と来日外国人の多様化
2 元外国人留学生による日本語文学
終章 〈外国人〉とこれからの日本語
あとがき
参考文献