丸善のおすすめ度
アルツハイマー病研究、失敗の構造
カール・ヘラップ
著
梶山あゆみ
翻訳
発行年月 |
2023年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
5p,322p,16p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/神経・精神科学/神経・精神疾患 |
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ISBN |
9784622096290 |
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商品コード |
1036389082 |
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NDC分類 |
493.758 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2023年09月3週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2023/10/14、日本経済新聞 2023/10/21 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036389082 |
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著者紹介
カール・ヘラップ(著者):ピッツバーグ大学医学校神経生物学教授。香港科技大学生命科学教授(兼任)。1974年、スタンフォード大学にてPh.D.(神経科学)を取得。ハーバード・メディカルスクールとバーゼル分子生物医学研究所神経薬理部門で博士研究員を務めたのち、イエール大学ヒト遺伝学部門助教(1978-1984年)、同准教授(1984-88年)、ハーバード・メディカルスクール神経生物学部門准教授(1988-92年)などを経て、1992年にケース・ウェスタン・リザーブ大学メディカルスクール神経科学・神経学部門(および、同大学病院、在クリーヴランド)の教授となり、1999-2005年には同大学アルツハイマー病研究センターのディレクターを務めた。2006-2012年、ラトガース大学教授となり細胞生物学・神経科学部門長を務める。2012-2019年、香港科技大学生命科学部門長。2019年から現職。Coins for Alzheimer's Research Trust科学評価委員(2005年-現在)。北米神経科学学会員。ピッツバーグ在住。
梶山あゆみ(翻訳):(かじやま・あゆみ)
東京都立大学人文学部英文科卒。訳書に、イーグルマン『脳の地図を書き換える━━神経科学の冒険』(早川書房、2022)、アクティピス『がんは裏切る細胞である』(みすず書房、2021)、ノア・ハラリ/ヴァンデルムーレン他『漫画 サピエンス全史 文明の正体編』(河出書房新社、2021)、シンクレアほか『LIFESPAN──老いなき世界』(東洋経済新報社、2020)、ジョンソン他『10億分の1を乗りこえた少年と科学者たち――世界初のパーソナルゲノム医療はこうして実現した』(紀伊國屋書店)、ウィンチェスター『精密への果てしなき道──シリンダーからナノメートルEUVチップへ』(早川書房、2019)、ブラウン『冥王星を殺したのは私です』(飛鳥新社、2012)、ほか多数。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
内容
科学によってアルツハイマー病を克服するためには、まずこの現状を見直さなければならない。インサイダーだけが知る、袋小路に陥ったアルツハイマー病研究分野の今。
「私たちはアミロイドのみのルートを通ってアルツハイマー病の治療薬を追い求めてきたために、多くの時間を失った。たぶん10~15年は無駄にしてきただろう」(本文より)。
実績ある科学者が、アカデミズム・製薬産業・関係官庁三つ巴の迷走の驚くべき裏事情を明かす。良心的な告発の書であり、アルツハイマー病についての直近数十年間の認識じたいを根本から問い直す一冊。