丸善のおすすめ度
昭和街場のはやり歌~戦後日本の希みと躓きと祈りと災いと~
前田 和男
著
発行年月 |
2023年08月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
285p |
---|
大きさ |
21cm |
---|
|
ジャンル |
和書/人文科学/芸術/音楽 |
---|
|
|
ISBN |
9784779129209 |
---|
|
商品コード |
1036390299 |
---|
NDC分類 |
767.8 |
---|
|
|
本の性格 |
学生用 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2023年09月2週 |
---|
書評掲載誌 |
朝日新聞 2023/11/04 |
---|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036390299 |
---|
著者紹介
前田 和男(著者):1947年東京生まれ。東京大学農学部卒。日本読書新聞編集部勤務を経て、翻訳家、ノンフィクション作家、編集者。路上観察学会事務局。『のんびる』(パルシステム生協連合会)編集長。
著作:『男はなぜ化粧をしたがるのか』(集英社新書)『足元の革命』(新潮新書)『選挙参謀』(太田出版)『紫雲の人、渡辺海旭』(ポット出版)『民主党政権への伏流』(ポット出版)、『MG5物語』(求龍堂)他。
訳書:O・ハラーリ『コリン・パウエル リーダーシップの法則』(KKベストセラー)、イーグルトン『悪とはなにか』(ビジネス社)他。
内容
「はやり歌」から、明日の日本の姿が見えてくる…。
歌とともに時代を共有した「団塊」といわれるベビーブーマー世代が、エピソードを交えて描く歌謡社会文化論!
目次 Ⅰ部 希求と喪失の章/第1話 「炭坑節」(歌・赤坂小梅ほか)GHQと炭坑節が戦後日本をつくった!?/第2話 「テネシーワルツ」(歌・江利チエミ)映画「鉄道員(ぽっぽや)」と地底の炭坑夫への挽歌/第3話 「東京のバスガール(歌・初代コロムビア・ローズ)彼女たちは明るく走っていなかった? /第4話 「あゝ上野駅」(歌・井沢八郎)元“金の卵”たちにとって上野は今も「心の駅」だろうか /第5話 「南国土佐を後にして」(歌・ペギー葉山)戦中戦後をつなぐ“詠み人知らず”の元軍国歌謡/第6話 「スーダラ節」ほか(歌・植木等/ハナ肇とクレジーキャッツ)サラリーマンソングは「昭和」をあぶりだす//Ⅱ部 異議と蹉跌の章/第7話 「アカシアの雨がやむとき」(歌・西田佐知子)60年安保闘士と越山会の女王の“異床同歌”とは/第8話 「夢は夜ひらく」(歌・園まり)「圭子の夢は夜ひらく(歌・藤圭子)「檻の中」生まれの唄は、なぜシャバへまんまと出たのか/第9話 「唐獅子牡丹」(歌・高倉健)ヤクザ映画は“参加すること”に意義がある!?/第10話 「世界の国からこんにちは」(歌・三波春夫ほか) 万博の“笛吹男”はラーゲリ帰りの“赤色浪曲師”/第11話 「遠くへ行きたい」(ジェリー藤尾)「いい日旅立ち」他(歌・山口百恵)「ディスカバージャパン」・失われた世代の「挽歌」//Ⅲ部 祈念と失意の章/第12話 「一本の鉛筆」(歌・美空ひばり) “昭和の歌姫”がうたい遺した鎮魂の反戦歌/第13話 「イムジン河」(歌・ザ・フォーク・クルセダーズ)“分断のシンボル歌”が今も歌い継がれる不幸 /第14話 「沖縄を返せ」(作詞・全司法福岡高裁支部、作曲・荒木栄)「身を捨つるほどの 祖国はありや」/第15話 「 何日君再来(フォーリン・チュン・ツァイライ)」(歌・テレサ・テン)時代を超えて敵にも味方にも愛されるラブソング//V部 災厄と予兆の章/第16話 「丸の内音頭」(歌・小唄勝太郎/三島一声「東京音頭」は四度死ぬ/第17話 「東京五輪音頭」(歌・三波春夫)「東京五輪音頭2020」(歌・石川さゆり 他)“遺産転がし”による「国民総踊り計画」はなぜ失敗したか/第18話 「船頭小唄」(作詞・野口雨情、作曲・中山晋平)「昭和枯れすゝき」(歌・さくらと一郎)コロナと百年前の疾病を予知した「謡歌」たち/第19話 「カチューシャ」(作詞・M.イサコフスキー、作曲・M.ブランテル、訳詞・関監子)ウクライナ戦争を読み解くリトマス試験紙である!