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国境を越えたスクラム~ラグビー日本代表になった外国人選手たち~(中公文庫 や77-1)
山川徹
著
発行年月 |
2023年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
311p |
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大きさ |
16cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/スポーツ・健康科学/スポーツ・健康科学 |
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ISBN |
9784122074095 |
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商品コード |
1036426993 |
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NDC分類 |
783.48 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2023年09月4週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2023/10/08 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036426993 |
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著者紹介
山川徹(著者):山川徹
一九七七年生まれ。ノンフィクションライター。東北学院大学法学部卒業後、國學院大學二部文学部史学科に編入。在学中からフリーライターとして活動。著書に『捕るか護るか? クジラの問題』(技術評論社、二〇一〇)、『東北魂――ぼくの震災救援取材日記』(東海教育研究所、二〇一二)、『それでも彼女は生きていく 3・11をきっかけにAV女優となった7人の女の子』(双葉社、二〇一三)、『カルピスをつくった男 三島海雲』(小学館、二〇一八)、『最期の声 ドキュメント災害関連死』(角川書店、二〇二二)など。
内容
「何があっても日本以外の国の代表になるわけにはいかないと思った」。かつてリーチマイケルはそう語った。ラグビーは、代表選手の国籍を問わない。居住年数など一定の条件を満たせば、国籍と異なる国の代表としてプレーできる。多様なルーツを持つ選手たちは、なぜ「日本代表」となることを選んだのか。
最初期の留学生として来日したノフォムリ・タウモエフォラウやラトゥ志南利、ニールソン武蓮傳。外国人初の代表キャプテンとなったアンドリュー・マコーミック。日本の生活・文化に魅せられたというトンプソンルーク。成績優秀ゆえに留学生に選ばれ、ラグビーに関してはほぼ素人で来日したホラニ龍コリニアシ。韓国代表を断って日本代表を目指した金喆元。日本代表が憧れだったという具智元。そして、日本の高校・大学で受けた恩をラグビーで返したいと言ったリーチマイケル……。さまざまな選手がさまざまな背景を背負って、日本代表チームに集ってきた。
異文化の地で道を拓いた外国人選手たち、そして彼らを受け入れたチームメイトと関係者の奮闘があってこそ、今の日本代表がある。その歴史は、多様な人々との共生をさぐる日本社会とも重なってみえる。それぞれのライフヒストリーと、秘められた熱い思いをたどる