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エセ物語(対抗言論叢書 3)
室井 光広
著
発行年月 |
2023年09月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
3p,756p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784588460234 |
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商品コード |
1036435777 |
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NDC分類 |
913.6 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2023年10月2週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2023/11/18 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036435777 |
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著者紹介
室井 光広(著者):室井 光広 1955年1月、福島県南会津生まれ。早稲田大学政治経済学部中退、慶應義塾大学文学部哲学科卒業。88年、ボルヘス論「零の力」で群像新人文学賞受賞。94年、「おどるでく」で第111回芥川賞受賞。2012年、文芸雑誌「てんでんこ」を創刊し第12号まで刊行。19年9月、死去。著作として小説に『猫又拾遺』『そして考』『あとは野となれ』、評論に『零の力』『縄文の記憶』『キルケゴールとアンデルセン』『カフカ入門』『ドン・キホーテ讃歌』『プルースト逍遥』『柳田国男の話』『わらしべ集』『詩記列伝序説』『多和田葉子ノート』などがある。
内容
てんでんこな言葉遊び、饒舌きわまる文字もじり、けれど真剣この上なく、無限の繰り言が日本語の原郷を、東アジアの無意識をあぶり出す。ジョイスと柳田、モンテーニュと易経が哀野のユートピアに出会い、死者の言葉を結んでは開き、継いでは重ね、天地のコトワリをめぐらせる。日本語の幽霊的宿命がエコーする室井文学の未完の遺作、易占トリックで最高に文学的な寓話、空前絶後な試み(エセー)の物語。