【MeL】免疫から哲学としての科学へ
矢倉英隆 著
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内容
目次
はじめに 第1章 免疫学は何を説明しようとしてきたのか 1 「免疫」という言葉、あるいはメタファーについて 2 免疫学が確立される前に明らかにされていたこと 3 近代免疫学の誕生 4 新しい選択説の出現 5 免疫を担う主要要素はどのように発見されたのか 6 免疫反応の開始はどのように説明されたのか 7 クローン選択説に対抗する新しい理論的試み 8 新しい理論的枠組みを生み出すもの 第2章 自己免疫、共生、そしてオーガニズム 1 自己免疫 2 微生物との共生 3 胎児との共生 4 共生が問いかける問題 5 オーガニズムとは何をいうのか 第3章 オーガニズム・レベルにおける免疫システム 1 ぼやける免疫システム内の境界 2 オーガニズム全体に浸透する免疫システム 3 情報感知システムとしての免疫 4 内部環境、ホメオスタシスを再考する 第4章 生物界に遍在する免疫システム 1 細菌の免疫システム 2 植物の免疫システム 3 無脊椎動物と無顎類の免疫システム 4 免疫を構成する最小機能単位 5 ミニマル・コグニション問題 6 最古の認知システムとしての免疫 第5章 免疫の形而上学 1 「科学の形而上学化」という試み 2 スピノザの哲学から免疫を考える 3 カンギレムの「生の規範性」から免疫を考える 4 生命の本質に免疫があり、免疫の本質には規範性を伴う心的性質が包摂される 5 免疫の形而上学が呼び込むもの、あるいは汎心論的世界 第6章 新しい生の哲学に向けて おわりに 謝辞 図版クレジット 注 索引
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