ウォーターリリー~歌集~(かりん叢書 第420篇)
川野里子
著
発行年月 |
2023年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
193p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784862727428 |
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商品コード |
1036504289 |
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NDC分類 |
911.168 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2023/09/12 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036504289 |
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著者紹介
川野里子(著者):歌集=『王者の道』(若山牧水賞)、『硝子の島』(小野市詩歌文学賞)、『歓待』(讀賣文学賞)、『天窓紀行』など。
評論=『新装版 幻想の重量—葛原妙子の戦後短歌』、『七十年の孤独−戦後短歌からの問い』、『鑑賞 葛原妙子』など。
歌誌「かりん」編集委員。
2008、2009、2023年度「NHK短歌」(Eテレ)選者。
内容
ここに生まれて
ここがどこだか まだわからない
耳を澄ますと
遠く聞こえてくる声
わたしはひとつの声であり、また多声である
過去を、未来を、今を、短歌は不安な世界をどう聞き取るのか。『歓待』から四年、あらたな方法を携え挑戦する一冊。
【歌集より】
あの川に兄が浮かんでこの沼に父が浮かんで 睡蓮咲いた
ウォーターリリーこんなしづかな戦場がここにウォーターリリーの姿に咲いて
生きるとはこのやうにリボンつけることリボンのうれしさ焼け残る服
わたくしは牝鹿に還り舐めにゆくウラニウムなほも鎮まらぬ火を
睡蓮の気持ちは人類誕生以前から変はらないまま 会へない人よ
装幀=毛利一枝