ホーム > 商品詳細

丸善のおすすめ度

過去の克服~ヒトラー後のドイツ~ 新版

石田 勇治  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \4,070(税込)         

発行年月 2023年09月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 344p,5p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/ドイツ・オーストリア・スイス史
ISBN 9784560093856
商品コード 1036507519
NDC分類 234.075
基本件名 ドイツ-歴史-東西分裂時代(1945〜1990)
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2023年10月2週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036507519

著者紹介

石田 勇治(著者):東京大学名誉教授、ドイツ近現代史専攻。主な著書にJungkonservative in der Weimarer Republik. Der Ring-Kreis 1928-1933, Peter Lang Verlag、『20世紀ドイツ史』(白水社)、『ヒトラーとナチ・ドイツ』(講談社)、『ナチスの「手口」と緊急事態条項』(共著、集英社)、『アウシュヴィッツと《アウシュヴィッツの嘘》』(共編著、白水Uブックス)、『図説 ドイツの歴史』(共編著、河出書房新社)、『ジェノサイドと現代世界』(共編著、勉誠出版)、『ナチズム・ホロコーストと戦後ドイツ』(共編著、勉誠出版)、『ドイツ市民社会の史的展開』(共編著、勉誠出版)、『ドイツ文化事典』(編集代表、丸善出版)、訳書にカーショー『ヒトラー(上)1889-1936 傲慢』(監訳、白水社)、カーショー『ヒトラー(下)1936-1945 天罰』(監訳、白水社)、カーショー『ヒトラー 権力の本質』(白水社)、クレスマン『戦後ドイツ史』(共訳、未來社)、史料集に『資料 ドイツ外交官の見た南京事件』(大月書店)などがある。

内容

「過去の克服」という言葉はドイツ連邦共和国初代大統領テオドーア・ホイスによってひろく知られることになったが、現在ではナチ・ドイツの暴力支配がもたらしたおぞましい帰結にたいする戦後ドイツのさまざまな取り組みを総称する際に用いられる。具体的には、ナチ不法の被害者にたいする補償、ナチ体制下の犯罪にたいする司法訴追、ネオナチの規制、現代史重視の歴史教育といった政策・制度面での実践と、これらを支える精神的、文化的活動の総体を意味するものである。
戦後ドイツはナチズムの過去とどのように取り組んできたのか。本書は、近隣諸国やイスラエル、東ドイツとの関係なども視野に収めながら、敗戦直後から現在にいたるまで概ね時系列にそって描き出していく。
その取り組みは順調なものではなく、過去にたいする反省を「自虐的だ」とする声がドイツでも再三沸き上がり、道のりは必ずしも平坦ではなかった。しかしドイツでは、「過去の克服」を促す力と、これを押しとどめようとするふたつの力がせめぎ合いながらも、少しずつ着実に前進していくことが本書のなかで明らかとなる。日本の取り組みを考えるうえでも必読の1冊。

目次

カート

カートに商品は入っていません。