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村上春樹研究~サンプリング、翻訳、アダプテーション、批評、研究の世界文学~
横道 誠
著
発行年月 |
2023年09月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
397p |
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大きさ |
21cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784867660188 |
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商品コード |
1036732723 |
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NDC分類 |
910.268 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2023年11月1週 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2024/03/02 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036732723 |
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著者紹介
横道 誠(著者):1979年大阪市生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科研究指導認定退学。博士(文学)(京都大学、2023年)。専門は文学・当事者研究。現在、京都府立大学文学部准教授。著書に、『みんな水の中─「発達障害」自助グループの文学研究者はどんな世界に棲んでいるか』(医学書院)、『唯が行く!─当事者研究とオープンダイアローグ奮闘記』(金剛出版)、『イスタンブールで青に溺れる─発達障害者の世界周遊記』(文藝春秋)、『発達界隈通信─ぼくたちは障害と脳の多様性を生きてます』(教育評論社)、『ある大学教員の日常と非日常─障害者モード、コロナ禍、ウクライナ侵攻』(晶文社)、『ひとつにならない─発達障害者がセックスについて語ること』(イースト・プレス)、『グリム兄弟とその学問的後継者たち─神話に魂を奪われて』(ミネルヴァ書房)、編著に『みんなの宗教2世問題』(晶文社)、『信仰から解放されない子どもたち─#宗教2世に信教の自由を』(明石書店)がある。
内容
新しい村上春樹をめぐる文学史のために。
旧来の作品研究を大きく乗りこえていくにはどうしたらよいか。
本書は村上文学をサンプリング、翻訳、アダプテーション、批評、研究からなる、独特の世界文学的構造体として提示する。
先行する作家との関係性、村上自身の渡独体験や作品の外国語訳・映像化作品、さらには「当事者批評」「健跡学」などの視点を導入することで、どのような風景が見えてくるのか。村上作品を取りまく文学的諸現象のポリフォニーは、果たしてどのように聞きとれるのか。刺激的な書。
【村上と世界中の読者を結ぶ媒質は、どのようなものなのだろうか。そこには村上作品の翻訳だけでなく、映像化作品や、村上の影響を受けた創作物、さらには村上に影響を与えた創作物、さらには村上とその作品に関する批評や研究も含まれるというのが、筆者の考え方だ。そして、その全体が村上春樹の作品を世界文学にしているという見解を提示する。】……「序」より