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死後を生きる生き方(集英社新書 1186)

横尾 忠則  著

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価格 \1,210(税込)         

発行年月 2023年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 203p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784087212860
商品コード 1036828696
NDC分類 914.6
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2023年11月4週
書評掲載誌 朝日新聞 2024/01/06、読売新聞 2024/01/07、産経新聞 2024/01/28
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036828696

内容

人生は「未完成」でいい!
美術家が語るアートと死の共犯関係

◆内容説明◆
人は死んだらどこへ行く?
そんな夢想は結局、「死=無」という地平線上におさまったりする。
だが、死の世界はそんな凡庸なものではない――。
87歳を迎えた世界的美術家が、死とアートの関係と魂の充足について自由闊達につづる。
父母、愛猫の死から三島由紀夫、アンディ・ウォーホルらとの交流の記憶まで。
貴重なエピソードを交え、「死」とは何か?
「死後を生きる」とはどういう境地なのかを考えていく。
「人間は未完で生まれて、完成を目指して、結局は未完のままで死ぬ。これでいいのです」その言葉に触れればふっと心が軽くなる、横尾流人生美学。

本書掲載の著者とアトリエ写真の撮影は森山大道氏。

◆「おわりに」より◆
創作は自分の中の不透明なものを吐き出す作業だけれど、
死について本一冊分語ったわけだが、死を言葉にすることで、
自分の中の死も吐き出されたのかな?
それはともかく死を恐れる気持ちは
いつの間にか薄められたような気もする。
本書の進行途中で急性心筋梗塞になって死にそこなった。
死んでもおかしくない状態から、
気がついたら(別に気絶をしていたわけではないが)
無事帰還して、
何もなかったように、再び絵を描き始めていた。

◆著者略歴◆
横尾忠則(よこお ただのり)
1936年兵庫県出身。
美術家。
1972年、ニューヨーク近代美術館で個展。
その後も各国のビエンナーレに出品、パリのカルティエ財団現代美術館、東京国立博物館他、内外で個展を開催。
国際的に高評価を得る。
毎日芸術賞、紫綬褒章、旭日小綬章、朝日賞、高松宮殿下記念世界文化賞等受賞多数。
令和2年度東京都名誉都民、2023年日本芸術院会員に。
著書に小説『ぶるうらんど』(泉鏡花文学賞、文藝春秋)、『言葉を離れる』(講談社エッセイ賞、青土社)、小説『原郷の森』(文藝春秋)他多数。

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