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北支宣撫官~日中戦争の残響~

太田 出  著

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価格 \2,970(税込)         

発行年月 2023年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 290p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/日本史
ISBN 9784867221228
商品コード 1036944583
NDC分類 210.74
基本件名 日中戦争(1937〜1945)
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2023年12月1週
書評掲載誌 東京・中日新聞 2023/11/19、日本経済新聞 2024/01/13
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036944583

著者紹介

太田 出(著者):1965年 愛知県に生まれる
1988年 金沢大学教育学部卒業
1999年 大阪大学大学院文学研究科博士課程修了
広島大学大学院文学研究科准教授を経て、現在京都大学大学院人間・環境学研究科教授 博士(文学)
主著 『中国近世の罪と罰―犯罪・警察・監獄の社会史』(名古屋大学出版会、2015年)
   『関羽と霊異伝説―清朝期のユーラシア世界と帝国版図』(名古屋大学出版会、2019年)
   貴志俊彦・白山眞理編『京都大学人文科学研究所所蔵 華北交通写真資料集成 全2巻』(国書刊行会、2016年、共著)

内容

日中戦争が始まった昭和12(1937)年、中国天津に(北支)宣撫官が誕生した。中国民衆を日常生活へと戻らせ、食糧を配給し、農務・医療など生活上の問題を解決する任務上、彼らは〝武器なき戦士〟として軍の意向と正面から衝突し、戦後も葛藤し苦悩し続けた。
1950年に中国戦犯として捕らえられ、昭和36(1961)年に、最後から14番目に釈放された宣撫官、笠実(りゅう・みのる)を中心に、宣撫班総班長の八木沼丈夫、宣撫官 陳一徳、山西残留の中心人物城野宏らの日中戦争から戦後までの長い足跡をたどり、遺族たちへのインタビュー、新発見の文献資料から、忘れられつつある記憶と記録を掘り起こし、その実像を綴った貴重なドキュメンタリー。

〈目次〉
プロローグ――帰ってきた宣撫官 笠 実
 第1章 宣撫廟(国際霊廟)
 第2章 宣撫官 笠 実
 第3章 宣撫班総班長 八木沼丈夫
 第4章 中国人宣撫官 陳一徳と宣撫工作
 第5章 山西顧問補佐 城野宏と山西残留
 第6章 「戦争」を生きつづける戦後日本社会
 エピローグ――あの時代に生きた夫へ、父へ、祖父へ
 あとがき

目次

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