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手紙・絵画・写真でたどるオスカーワイルドの軌跡~世紀末を翻弄した言葉の奇才~

ジュリエット・ガーディナー  著

宮崎かすみ  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \3,630(税込)         

発行年月 2023年11月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 160p
大きさ 19×25cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/イギリス文学
ISBN 9784837306962
商品コード 1037092945
NDC分類 930.268
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2023年12月2週
書評掲載誌 読売新聞 2024/02/04
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1037092945

著者紹介

ジュリエット・ガーディナー(著者):イギリスの歴史家、History Today 誌の元編集長。Penguin Book of History、The Thirties: An Intimate History などの著作がある。また、映画『贖罪』(Atonement) の歴史考証を担当したほか、ラジオやテレビに専門家として出演することが多い。The Sunday TimesやSunday Telegraph、Financial Times、The Guardian、BBC History にも書評や記事を多数執筆している。
宮崎かすみ(翻訳):1961年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退。横浜国立大学准教授等を経て、現在、和光大学表現学部教授。専攻は英文学・比較文学。著書に『百年後に漱石を読む』(トランスビュー)、『オスカー・ワイルド─「犯罪者」にして芸術家』(中公新書)、『オスカー・ワイルド書簡集─新編 獄中記─悲哀の道化師の物語』(中央公論新社)等がある。

内容

「「私は誰かのことを崇拝したことなどありません。自分以外は」

『サロメ』『幸福な王子』『ドリアン・グレイの肖像』など、
数々の著作と名句で知られるオスカー・ワイルド。
本書は、ビアズリー、ロートレック、風刺画家マックス・ビアボームが
描いたワイルドのスケッチなど豊富な図版と共に、作家本人と
彼をとりまく人々の言葉を通して、唯美主義者オスカー・ワイルドの
生涯をたどるビジュアル伝記である。

イラストレーターのチャールズ・リケッツとの舞台の仕事、
作家アンドレ・ジッドとの友情や画家ホイッスラーとの確執……
分野を越境するワイルドの交流は、彼が生きた世紀末芸術の世界をも
立体的に浮かび上がらせる。

恋人ボウジーの父・クイーンズベリー侯爵を筆頭とする
“保守的なイギリス社会”との戦いや、猥褻罪による逮捕と
同性愛裁判後の日々の克明な記録も必読。
世紀末に常識と偽善を鋭く突いたワイルドが語り、書いた
彼自身の物語は今もなお、鳴り響いている。

【川本直さん(小説家・文芸評論家)推薦文】
世紀末芸術の異端児オスカー・ワイルドの美と反逆に彩られた生涯をたどる絢爛たる絵巻。この豪奢な書物はワイルドの愛読者必携であり、ワイルド入門としても最良の書である。

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