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デパートの誕生(講談社学術文庫 2792)

鹿島 茂  著

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価格 \1,221(税込)         

発行年月 2023年11月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 277p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/社会科学/経営学/マーケティング・商業
ISBN 9784065339657
商品コード 1037152683
NDC分類 673.83
基本件名 百貨店-歴史
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2023年12月3週
書評掲載誌 朝日新聞 2023/11/25、朝日新聞 2024/01/06
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1037152683

著者紹介

鹿島 茂(著者):かしま しげる
1949生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。明治大学名誉教授。19世紀フランスの社会・小説が専門。『怪帝ナポレオン三世 第二帝政全史』『ナポレオン フーシェ タレーラン 情念戦争1789-1815』(ともに講談社学術文庫)、『馬車が買いたい!』(サントリー学芸賞、白水社)、『明日は舞踏会』(中公文庫)、『思考の技術論』(平凡社)など著書多数。


内容

劇場のように華やかな装飾。高い天窓からふり注ぐ陽光。シルクハットで通勤するしゃれた従業員。乗合馬車で訪れる客を待つのは、欲望に火を付ける巨大スペクタクル空間!
帽子職人の息子アリステッド・ブシコー(1810-1877)と妻マルグリットが、様々なアイデアで世界一のデパート「ボン・マルシェ」を育て上げた詳細な歴史を、当時を描く仏文学作品や、19世紀初頭のデパート商品目録など稀少な古書から丹念に採取。
パリの世相や文化が、いかに資本主義と結びつき、人々の消費行動を変えていったのか、
仏文学者にして古書マニア、デパート愛好家の著者だから描けた、痛快・ユニークなパリ社会史!


内容紹介)
客の目をくらませてしまえ!世界だって売りつけることができるだろう!

「白物セール」のときには、それぞれの売り場が白い生地や商品だけを優先的に並べたばかりか、上の階の回廊や階段の手擦りを白い生地で覆いつくし、造花も白、靴も白、さらに家具にも白のレースをかぶせるなど、全館をすべて白で統一し、
1923年の「白物セール」では、「北極」というテーマに従って、アール・デコ調にセットされたシロクマやペンギンが、ホールに入った客を出迎えるようになっていた。
ようするに、ブシコーにとって、店内の商品ディスプレイは、〈ボン・マルシェ〉という劇場を舞台にして展開する大スペクタクル・ショーにほかならなかったのである。
  ――第二章「欲望喚起装置としてのデパート」より

*本書は『デパートを発明した夫婦』(講談社現代新書 1991年11月刊)に「パリのデパート小事典」を加筆し、改題したものです。

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