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国鉄史(講談社選書メチエ 792)

鈴木 勇一郎  著

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価格 \2,035(税込)         

発行年月 2023年12月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 272p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/社会科学/経営学/マーケティング・商業
ISBN 9784065341964
商品コード 1037455301
NDC分類 686.21
基本件名 鉄道-日本
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2024年01月3週
書評掲載誌 産経新聞 2024/01/07、読売新聞 2024/02/18
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1037455301

著者紹介

鈴木 勇一郎(著者):1972年、和歌山県生まれ。青山学院大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(歴史学)。専攻は日本近代史、近代都市史。現在、川崎市市民ミュージアム学芸員。主な著書に『おみやげと鉄道』『電鉄は聖地をめざす 都市と鉄道の日本近代史』(ともに講談社)など。

内容

【この国のかたちを鉄路で描いた者たちの、栄光と蹉跌の全史】

かつて日本には、国家の所有する鉄道があった。
その組織は平時においては陸軍をしのぐ規模を誇り、列島津々浦々の地域を結びつける路線を構想することは、社会のグランドデザインを描くことそのものであった。
歴代の国鉄トップは、政治家や官僚たちは、そして現場の人々は、この巨大交通システムに何を託し、いかに奮闘したのか。
近代化に邁進する明治政府が新橋・横浜間を開設してから昭和末期に日本国有鉄道が分割民営化されるまで、「鉄道と国家」の歴史を一望する壮大なパノラマ!

【本書より】
日本の鉄道の歴史は大きく四つの時代に分けることができます。まず、明治時代の私鉄が主役だった時代、次に、日露戦争後に多くの私鉄を買収した政府が直営した時代、さらに、第二次世界大戦後、国鉄が公社化されて日本国有鉄道となった時代、そして現在のJRの時代です。
(中略)
本書ではこれから、日本の鉄道の歴史を、鉄道がいかにあるべきかというグランドデザイン、その実現のための経営体制、そしてそれを動かしてきた人物ということに焦点を当てて描き出していきます。それにあたって、この四つの時代区分という捉え方は、たいへん見通しをよくしてくれるので、これに従って議論を進めていきたいと思います。


【本書の内容】
プロローグ 「鉄道一五〇年」と国鉄
[第一部  「国鉄」形成の道程]
第一章 私鉄の時代(一八七二─一九〇六)
1.官設鉄道の誕生 
2.「鉄道の父」井上勝 
3.鉄道敷設法と私鉄の繁栄 
第二章 国家直営の時代(一九〇六─一九四九)
1.鉄道国有法の制定
2.「国鉄」の誕生
3.初代総裁後藤新平の組織作り
4.原敬と改正鉄道敷設法
5.国鉄ネットワークの充実
6.戦時下の苦闘とその遺産
[第二部 日本国有鉄道の興亡─公社の時代(一九四九─一九八七)]
第三章 「復興」の中で(─一九五五)
1.占領期の混沌
2.「公共企業体」の桎梏と総裁たち
3.組織と人々
第四章 「近代化」への邁進(―一九六五)
1.新しい時代の鉄道像
2.「改主建従」の夢
第五章 光と影の昭和四〇年代(─一九七五)
1.都市交通と国鉄の使命
2.効率化がもたらすもの
3.「政治主導」の時代
4.国会とストライキと債務と
第六章 再建の試みと崩壊(─一九八七)
1.「後のない計画」
2.分割民営化への道
エピローグ JR以後(一九八七─)

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