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言語の力~「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?~
ビオリカ・マリアン
著
桜田 直美
翻訳
今井 むつみ
監修
発行年月 |
2023年12月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
391p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/言語学/心理言語学・認知言語学 |
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ISBN |
9784046063779 |
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商品コード |
1037457825 |
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NDC分類 |
801.04 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2024年01月4週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2024/03/16 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1037457825 |
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著者紹介
ビオリカ・マリアン(著者):ノースウェスタン大学ラルフとジーン・サンディン寄付基金教授。コミュニケーション科学と障害学部、および心理学部で教壇に立ち、「バイリンガリズムと心理言語学研究室」で主任を務める。母語はルーマニア語で、ロシア語はほぼ母語と同等に話し、英語も堪能。アメリカ手話、広東語、オランダ語、フランス語、日本語、マンダリン、スペイン語、タイ語、ウクライナ語など、様々な言語の研究に携わる。アメリカ国立衛生研究所、アメリカ国立科学財団などの援助を受け、バイリンガルの言語処理の構造と、脳に与える影響に関する研究を行っている。
桜田 直美(翻訳):翻訳家。早稲田大学第一文学部卒。訳書は、『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』『アメリカの高校生が学んでいる投資の教科書』(共に、SB クリエイティブ)、『ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『「科学的」に頭をよくする方法』(かんき出版)、『世界最高のリーダーシップ「個の力」を最大化し、組織を成功に向かわせる技術』(PHP研究所)、『The Number Bias 数字を見たときにぜひ考えてほしいこと』(サンマーク出版)などがある。
今井 むつみ(監修):慶應義塾大学環境情報学部教授。1989年慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。94年ノースウェスタン大学心理学部Ph.D.取得。専門は認知科学、言語心理学、発達心理学。主な著書に『ことばと思考』『学びとは何か』『英語独習法』(すべて岩波新書)、『ことばの発達の謎を解く』(ちくまプリマー新書)など。共著に『言語の本質―ことばはどう生まれ、進化したか』(中公新書)、『言葉をおぼえるしくみ』(ちくま学芸文庫)、『算数文章題が解けない子どもたち』(岩波書店)などがある。
内容
★日本経済新聞 (2024.3.16)書評掲載★
☆PIVOTに著者出演『英語脳を手に入れる』(2024.3.14)☆
★メンタリストDaiGo氏YouTubeで紹介(2024.1.1)★
「ChatGPTの翻訳はますます巧みになっていくだろう。そんな時代に、外国語を学習する意味は何か」
―今井むつみ(慶應義塾大学環境情報学部教授)
「言語が変わると認知はどこまで変わる? 衝撃の研究成果がこれでもかと挙げられ、驚きっぱなしだった」
―水野太貴(ゆる言語学ラジオ)
自分では1つの言語しか話せないと思っていても、実際のところ人間の脳は、複数の言語を操るように設計されている―著者のビオリカ・マリアンは、その事実を明らかにした。
スペイン語を話す人もいれば、日本語を話す人いる。それと同じ意味で、「詩」という言語を話す人もいれば、「数学」という言語に堪能な人もいる。
しかし、ここでもっとも大切なのは、複数の言語を話す能力によって創造性の扉が開かれ、脳の健康や、認知をコントロールする力も手に入るということだ。
そして、複数の言語を話せるようになりたいのなら、今この瞬間に始めることができる。
新しい言語を獲得するたびに、情報をどう受け取り、どう解釈するかということが影響を受ける。
何を覚えているか、自分自身と周りの世界をどうとらえるかということ、さらには感情、洞察、意思決定、行動も、話す言語から影響を受ける。
情報を整理、処理、構築するときも、言語は欠かせないツールであり、だからこそ大きな進歩を起こす力にもなる。
『言語の力』は、数多くの科学的な研究を検証し、新しい言語を学ぶことの利点を紹介している。