新核医学テキスト 第2版
内容
目次
目 次 Ⅰ 基礎編 1 放射線・放射能 〈米山寛人〉 1.放射線 2.主な放射線の特徴 (1)α線 (2)β-線とβ+線 (3)中性子線 (4)γ線 (5)X線 3.放射能 4.放射性崩壊 (1)放射性同位元素 (2)放射性崩壊の特徴 5.放射平衡 2 放射線取り扱い・管理・防護 〈小西貴広〉 1.ICRP(国際放射線防護委員会)の勧告 2.放射線防護の目的 3.放射線防護体系 (1)被ばくのカテゴリー (2)被ばく状況 (3)放射線防護の3原則 4.放射線取扱い (1)外部被ばく (2)内部被ばく 5.放射性廃棄物の管理 (1)放射性廃棄物の分類 (2)陽電子断層撮影診療用放射性同位元素汚染廃棄物の管理 (3)患者から排泄された廃棄物の管理 6.管理区域 7.核医学診療に関係する規制法令 (1)診療用放射性同位元素または陽電子断層撮影診療用放射性同位元素の届出(規則28条・29条 (2)核医学診療施設の構造設備に関する基準(規則30条の8~12) (3)放射線治療病室(規則30条の12) (4)患者の入院制限(規則30条の15) (5)診療用放射性同位元素の使用可能な場所(規則30条の14) (6)陽電子断層撮影診療用放射性同位元素の使用可能な場所(規則30条の14 (7)診療用放射性同位元素と陽電子断層撮影診療用放射性同位元素に関する記帳(規則30条の23第2項,第3項) (8)核医学診療施設等に係る法的規制値(規則第30条の17,19,26) (9)放射線障害が発生するおそれのある場所の測定(規則30条の22) (10)線量限度(規則30条の27) (11)核医学診療従事者に対する健康診断と教育・訓練 (12)放射性医薬品を用いた治療における退出基準に (医薬安発第70号通知 8.核医学関連の測定機器 3 放射性医薬品 〈小川数馬〉 ・ 放射性医薬品とは 1.放射性医薬品の分類 2.in vivo診断用放射性医薬品 (1)in vivo診断用放射性医薬品で用いられる放射性同位元素の種類 (2)in vivo診断用放射性医薬品の分類 3.核医学治療(in vivo治療)用放射性医薬品 ・ 核医学治療用放射性医薬品で用いられる放射性同位元素の種類 4 測定装置 〈小野口昌久〉 1.シンチカメラ (1)構成と原理 (2)各部の構造 2.SPECT装置 (1)構成と原理 (2)SPECTの画質に関与する基本因子 3.SPECT/CT装置 4.半導体SPECT装置 ・ 装置管理 5.PET ・ 構成と原理 6.PET/MRI装置 ・ 装置管理 5 画像再構成・画像処理 〈澁谷孝行〉 1.デジタル画像の基礎 (1)標本化と量子化 (2)信号とノイズ (3)画像表示 2.フィルタ処理 (1)Butterworthフィルタ (2)Gaussianフィルタ 3.画像再構成 4.SPECT補正法 (1)散乱線補正 (2)減弱補正 (3)空間分解能補正 5.PET補正法 (1)偶発同時計数補正 (2)散乱同時計数補正 (3)減弱補正 6.クロスキャリブレーション 7.重ね合わせ(Fusion)画像 8.ポーラーマップ(Polar map)表示 9.心電図同期解析 10.動態機能解析 Ⅱ 臨床編/診断 1 中枢神経 1 脳血流SPECT〈松田博史〉 1.薬剤(トレーサ)の性質,原理 (1)123I—IMP (2)99mTc—HMPAO (3)99mTc—ECD 2.脳血流の基礎 3.検査法 4.正常・生理的所見 5.臨床的意義 (1)脳血管障害の診断 (2)認知症の早期診断・鑑別診断 (3)てんかんの焦点診断 (4)その他の疾患の診断 2 神経伝達機能SPECT〈久慈一英〉 1.脳神経伝達系のSPECT 2.DATイメージング(123I—ioflupane) (1)薬剤(トレーサ)性質,原理 (2)検査法 (3)正常・生理的所見 (4)臨床意義 3.中枢性BZRイメージング(123I—iomazenil) (1)薬剤(トレーサ)性質,原理 (2)検査法 (3)正常・生理的所見 (4)臨床意義 3 脳槽シンチグラフィ〈瀬戸 陽〉 1.薬剤(トレーサ)性質,原理 2.髄液腔の必須知識 3.検査法 4.正常・生理的所見 5.臨床意義 (1)特発性低髄液圧症 (2)画像所見 4 脳PET〈今林悦子〉 1.薬剤(トレーサ)性質,原理 (1)循環動態イメージング (2)代謝イメージング (3)異常タンパク質凝集体イメージング (4)神経炎症イメージング (5)神経活動および受容体イメージング (6)酵素イメージング (7)Pretargeted imaging 2.脳に関する必須知識 (1)神経活動のエネルギー源と循環動態・代謝 (2)脳における病態生理とPET検査 3.検査法 (1)賦活の考慮 (2)定量測定について (3)定性的もしくは半定量的検査法 (4)断層像の作成と評価 4.正常・生理的所見 5.臨床意義 (1)脳腫瘍 (2)てんかん (3)認知症 5 画像統計解析〈松田博史〉 2 循環器 1 循環器血流検査 ― 201Tl,99mTc—MIBI,99mTc—tetrofosmin〈若林大志〉 1.薬剤(トレーサ)の性質,原理 2.検査法 (1)負荷検査法 (2)201Tlを使用した負荷検査 (3)99mTc製剤を使用した負荷検査 3.画像の作成 4.Polar map表示とスコア化 5.負荷心筋血流SPECTでの虚血と梗塞の診断 (1)正常・生理的所見 (2)臨床意義 2 心筋血流定量(PET,SPECT)と心機能解析(Gated SPECT)〈中嶋憲一〉 1.PETによる心筋血流定量 (1)PETによる心筋血流製剤 (2)心筋血流:PETによる定量 (3)解析方法 (4)18F—flurpiridazによるPET検査 2.SPECTの動態解析による心筋血流評価 (1)SPECTの動態解析とは (2)データ収集方法 (3)解析方法 3.心機能解析(gated SPECT) (1)心電図同期SPECT(gated SPECT)の原理 (2)心機能解析プログラム (3)左室機能:容積,駆出率,拡張能 (4)左室機能:壁運動の評価 (5)位相解析 (6)gated SPECTの解析上の注意点 (7)機能解析の臨床的意義 3 心筋血流イメージングのエビデンス・ガイドライン〈中嶋憲一〉 1.心筋血流イメージングの役割 2.心筋血流検査の異常と予後に関する多施設研究 (1)負荷心筋SPECTで正常所見であれば心事故の発生頻度は低い (2)重症心イベント発生の主な因子は何か (3)重症心事故に関連する背景因子として糖尿病と慢性腎臓病が重要である (4)冠動脈狭窄が既知の場合のSPECT血流検査の価値 (5)血行再建の適応には虚血の診断が重要 (6)冠動脈CTと心筋SPECTのいずれを先に実施するか (7)非侵襲的イメージングの中でのSPECT検査の位置付け 3.日本循環器学会ガイドラインにおける心筋血流検査 4 心筋BMIPP〈瀧 淳一〉 1.心筋代謝の全体像と123I—BMIPPの動態 2.血流と123I—BMIPPの集積低下の一般的関係 (1)検査法 (2)臨床における適応と読影の要点 5 心筋18F—FDG,サルコイドーシス〈松成一朗〉 1.18F—FDGの性質,原理 2.心筋代謝の必須知識 3.検査法 (1)心筋viability診断の場合 (2)心サルコイドーシス診断の場合 4.正常・生理的所見 (1)心筋viability診断の場合 (2)心サルコイドーシス診断の場合 5.臨床意義 (1)心筋viability診断 (2)心サルコイドーシス診断 6 心筋MIBG〈松成一朗〉 1.MIBGの性質,原理 2.心筋交感神経の必須知識 3.検査法 4.正常・生理的所見 5.臨床意義 (1)冠動脈疾患 (2)心不全 (3)不整脈 (4)糖尿病 (5)移植心 (6)神経疾患 7 心RIアンギオグラフィ,心プール検査〈若林大志〉 1.薬剤(トレーサ)の性質,原理 2.検査法 (1)初回循環法 (2)平衡時心電図同期マルチゲート法 3.心機能解析と臨床意義 (1)右室機能評価 (2)左室機能評価 (3)左心機能の経過観察 (4)局所壁運動,左室同期不全の評価 8 Ga,PYP,HMDP〈渡辺 悟〉 1.クエン酸ガリウム(67Ga) (1)薬剤(トレーサ)の性質,原理 (2)検査法 (3)循環器疾患における臨床意義 2.99mTc—PYP,HMDP (1)薬剤(トレーサ)の性質,原理 (2)検査法 (3)循環器疾患における臨床意義 3 呼吸器 〈福岡 誠〉 1.臓器の必須知識 (1)解剖 (2)生理 2.肺血流シンチグラフィ (1)薬剤(トレーサ)の性質,原理 (2)検査法 (3)正常・生理的所見 (4)臨床意義 3.肺換気シンチグラフィ (1)放射性ガスによる肺換気シンチグラフィ (2)放射性エアロゾルによる肺換気シンチグラフィ 4 骨・関節 〈稲木杏吏〉 1.薬剤(トレーサ)の性質,原理 (1)骨シンチグラフィ (2)炎症シンチグラフィ (3)腫瘍シンチグラフィ 2.検査法 (1)骨シンチグラフィ (2)炎症シンチグラフィ (3)腫瘍シンチグラフィ 3.正常・生理的所見 (1)骨の正常集積 (2)骨以外の正常集積 4.臨床意義 (1)集積亢進 (2)異所性集積 (3)集積低下・欠損 5.疾患ごとの特徴 (1)骨折 (2)炎症性疾患(関節疾患を除く) (3)関節疾患 (4)骨代謝異常・骨系統疾患 (5)無腐性骨壊死 (6)骨腫瘍 5 内分泌 〈赤谷憲一〉 Ⅰ 甲状腺 (1)薬剤(トレーサ)の性質,原理 (2)甲状腺の必須知識 (3)検査法 (4)正常・生理的所見 (5)臨床意義 Ⅱ 副甲状腺 (1)薬剤(トレーサ)の性質,原理 (2)副甲状腺の必須知識 (3)検査法 (4)正常・生理的所見 (5)臨床意義 Ⅲ 副腎 1.副腎皮質 (1)薬剤(トレーサ)の性質,原理 (2)副腎皮質の必須知識 (3)検査法 (4)正常・生理的所見 (5)臨床意義 2.副腎髄質 (1)薬剤(トレーサ)の性質,原理 (2)副腎髄質の必須知識 (3)検査法 (4)正常・生理的所見 (5)臨床意義 6 消化器 〈國田優志〉 Ⅰ 肝臓 1.肝(細網内皮系) (1)薬剤(トレーサ)の性質,原理 (2)検査法 (3)正常・生理的所見 (4)臨床意義 2.肝受容体 (1)薬剤(トレーサ)の性質,原理 (2)検査法 (3)正常・生理的所見 (4)臨床意義 Ⅱ 胆道 (1)薬剤(トレーサ)の性質,原理 (2)検査法 (3)正常・生理的所見 (4)臨床意義 Ⅲ 消化管出血 (1)薬剤(トレーサ)の性質,原理 (2)検査法 (3)臨床意義 Ⅳ 消化管タンパク漏出 (1)薬剤(トレーサ)の性質,原理 (2)検査法 (3)臨床意義 Ⅴ 胃粘膜(異所性胃粘
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