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狼の義~新犬養木堂伝~(角川ソフィア文庫 M125-1)

堀川 惠子, 林 新  著

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価格 \1,760(税込)         

発行年月 2024年01月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 605p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/人文科学/哲学/概論・参考図書
ISBN 9784044007652
商品コード 1037800249
NDC分類 289.1
個人件名 犬養/毅
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2024年02月3週
書評掲載誌 朝日新聞 2024/02/17
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1037800249

著者紹介

堀川 惠子(著者):1969年生。テレビ記者を経てノンフィクション作家。『死刑の基準』で講談社ノンフィクション賞、『教誨師』で城山三郎賞、『原爆供養塔』で大宅壮一ノンフィクション賞、『戦禍に生きた演劇人たち』でAICT演劇評論賞。本書で司馬遼太郎賞を受賞。林との共同制作に「ヒロシマ・戦禍の恋文」「新藤兼人95歳 人生との格闘果てず」「死刑囚永山則夫 ~獄中28年間の対話~」等(いずれもNHK)。
林 新(著者):1957~2017。慶應義塾大学経済学部卒。NHKエグゼクティブ・プロデューサーとしてNHKスペシャル、大型企画を担当。「ドキュメント太平洋戦争 第4集 責任なき戦場 ~ビルマ・インパール~」(文化庁芸術作品賞)「家族の肖像」(ギャラクシー賞受賞)「世紀を越えて」「JAPANデビュー 天皇と憲法」など近現代史に造詣が深い。著書に『よみがえる熱球 プロ野球70年』(集英社)、『日本人と象徴天皇』(共著・新潮社)。

内容

第23回(2019年度)司馬遼太郎賞受賞作!

「極右と極左は毛髪の差」(犬養毅)
日本に芽吹いた政党政治を守らんと、強権的な藩閥政治に抗し、腐敗した利権政治を指弾し、
増大する軍部と対峙し続け、5・15事件で凶弾に倒れた男・犬養木堂。
文字通り立憲政治に命を賭けた男を失い、政党政治は滅び、この国は焦土と果てた……。
戦前は「犬養の懐刀」、戦後は「吉田茂の指南役」として知られた古島一雄をもう一人の主人公とし、
政界の荒野を駆け抜けた孤狼の生涯を圧倒的な筆力で描く。
最期の言葉は「話せばわかる」ではなかった!? 5・15事件の実態をはじめ、驚愕の事実に基づく新評伝。
「侵略主義というようなことは、よほど今では遅ればせのことである。どこまでも、私は平和ということをもって進んでいきたい」
(1932年5月1日、犬養首相の日本放送協会ラジオ演説より)
真の保守とは、リベラルとは!? 明治、大正、昭和の課題を、果たして私たちは乗り越えられたのか?? 

※本書は2019年3月に小社より刊行された単行本を文庫化したものであり、2017年に逝去された林新氏が厳格なノンフィクションでなく、敢えて小説的な形式で構想し、着手したものを、堀川惠子氏がその意志を受け継ぎ、書き上げたものです。

【目次】
序章 古老の追憶 
第一章 戦地探偵人
第二章 政変とカミソリ官吏  
第三章 憲法誕生
第四章 帝国議会の攻防
第五章 国粋主義の焔
第六章 孤立する“策士”
第七章 革命
第八章 「憲政の神」
第九章 「神」の憂鬱
第十章 普選の代償
第十一章 見果てぬ夢
第十二章 最後の闘争
第十三章 テロルの果て
終章 五月の空    
あとがき
文庫版あとがき
主要参考文献
解説 橋本五郎

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