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聖地旅順と帝国の半世紀~近代日本の磁場をたどる~

渡辺 浩平  著

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価格 \2,640(税込)         

発行年月 2024年01月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 263p,7p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/アジア・オセアニア史
ISBN 9784560093955
商品コード 1037845474
NDC分類 222.57
基本件名 旅順-歴史
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2024年03月2週
書評掲載誌 東京・中日新聞 2024/02/25
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1037845474

著者紹介

渡辺 浩平(著者):1958年生まれ。立命館大学文学部卒業、東京都立大学大学院人文科学研究科中国文学専攻修士課程修了後、博報堂入社。北京と上海に駐在。愛知大学現代中国学部講師、北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院教授を経て、現在、同特任教授、北海道大学名誉教授。専門はメディア論。主な著書に『吉田満 戦艦大和学徒兵の五十六年』、『第七師団と戦争の時代』(以上、白水社)他。

内容

旅順は帝国日本の「聖地」であった。
1939年に旅順市役所が発行した旅順案内の小冊子の名はまさに、「聖地旅順」である。なぜ旅順は聖地なのか。
それは言うまでもなく、陸軍の旅順攻略が日露戦争の勝利へとつながっていくからだ。だが、旅順戦蹟の案内書が数多く出版され、「巡礼」の地となったのは、昭和になってからのことである。つまり、30年あまりの年月を経て、旅順の聖地化が進んだのである。
実は、聖地となる前、旅順はなかば忘れられていた時期がある。帝国日本の植民地経営の中心は大連、そして新京(長春)に移ったからである。この忘却と、聖地としての復活、そして戦後の冷戦下の旅順について本書では見ていく。
とりわけ旅順にとっては、1931年の満洲事変と、翌年の満洲国建国が画期となった。
安重根、乃木希典、水野廣徳、肅親王、川島芳子、石原莞爾――。旅順から近代日本はいかに見えたか? 旅順をめぐる、もうひとつの物語。ロングセラー『第七師団と戦争の時代』の著者渾身の書き下ろし。貴重な図版多数。

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