内容
警察×民事訴訟、小説界に新ジャンル誕生!
この新人がデビューしたら、私の立場が危なくなるんじゃないか、と思うくらい評価した。
ーー今野敏氏
〈訟務係〉という着眼点は、埋もれさせるにはあまりに惜しい。
ーー月村了衛氏
本作を嚆矢として〈訟務係モノ〉とでもいった新ジャンルが切り拓かれていくことを願っている。
ーー長岡弘樹氏
嘘すら駆使して、正義を貫く。
警察×民事訴訟 警察小説界に新たなジャンルが誕生!
選考委員驚愕の第二回警察小説新人賞受賞作。
「俺たちは、警察官ひとりを護るのと同時に、警察組織を、ひいては国民を護っているんです」
バイクの自損事故現場で轢き逃げに遭った新人警察官の桐嶋千隼。病院で目を覚ますと、バイクの少年は死亡していた上、桐嶋はその責任を巡る訴訟を起こされてしまった。途方に暮れる桐嶋を訪れたのは、「県警の守護神」と呼ばれる弁護士資格を持つ異例の警察官・荒城。真実よりも勝利を求める強引なやり方に反発しつつも、訴訟に巻き込まれていく桐嶋だが、調査を進めるうち、訴訟は同日に起きた女性警察官発砲事案にも繋がっていきーー。
【編集担当からのおすすめ情報】
「この著者、一体何者?」と選考会を沸かせた第二回警察小説新人賞受賞作がついに刊行!
これまで様々な題材で親しまれてきた警察小説というジャンルですが、警察官が訴えられた際に登場する「訟務係」を主役に据えた作品は無かったのではないでしょうか。
民事訴訟を通しそれぞれの警察官の正義を描く、今までにない警察×リーガルミステリの誕生をぜひ見届けてください。