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書評掲載

書くことの不純

角幡唯介  著

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価格 \1,760(税込)         

発行年月 2024年01月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 251p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784120057373
商品コード 1037881209
NDC分類 914.6
書評掲載誌 読売新聞 2024/02/25、東京・中日新聞 2024/03/03
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1037881209

著者紹介

角幡唯介(著者):角幡唯介
1976年北海道生まれ。作家、探検家、極地旅行家。早稲田大学政治経済学部卒業。大学在学中は探検部に所属。2010年に上梓した『空白の五マイル』(集英社)で開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞。12年『雪男は向こうからやって来た』(集英社)で新田次郎文学賞、13年『アグルーカの行方』(集英社)で講談社ノンフィクション賞、15年『探検家の日々本本』(幻冬舎)で毎日出版文化賞書評賞、18年には『極夜行』(文藝春秋)で本屋大賞2018年ノンフィクション本大賞、大佛次郎賞を受賞。著書はほかに『漂流』(新潮社)、『極夜行前』(文藝春秋)、『探検家とペネロペちゃん』(幻冬舎)など多数。

内容

こうして私はワイヤーにぶらさがって村にたどり着くことができ、結果、生きのこったわけだが、ここで問題になるのは、私がワイヤーをわたりきり、いわば死の瀬戸際から脱出したときに何を思ったのかだ。
私はこんなことを考えた。
もしワイヤーではなく、川を泳いで生きのこったら、そっちのほうが話は面白くなったんじゃないか?
そしてこんなことを考えている自分にゾッとした。(本文より)

生死の瀬戸際で、もう一人の自分が囁く「もっと面白くしよう」という誘い。書くことは不純だと言いながら、それでも書き続ける冒険家・角幡唯介がたどり着いた、行為する表現者の真髄とは。

【目次】
序 論 探検って社会の役に立ちますか?

第一部 行為と表現
 第一章 書くことの不純
 第二章 羽生の純粋と栗城の不純
 第三章 冒険芸術論

第二部 三島由紀夫の行為論
 第四章 届かないものについて
 第五章 世界を変えるのは認識か行為か
 第六章 実在の精髄
 第七章 年齢と永遠の美

あとがき あらためて書くことについて

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