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明治六大巡幸~「報道される天皇」の誕生~(中公選書 145)

奥武則  著

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価格 \1,870(税込)         

発行年月 2024年01月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 14p,250p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/日本史
ISBN 9784121101464
商品コード 1037881320
NDC分類 288.48
基本件名 行幸・行啓
個人件名 明治天皇
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2024年02月2週
書評掲載誌 日本経済新聞 2024/03/02
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1037881320

著者紹介

奥武則(著者):奥武則
1947年東京生まれ。70年早稲田大学政治経済学部卒業後、毎日新聞社入社。学芸部長、論説副委員長などを経て退職。2003~17年、法政大学社会学部・大学院社会学研究科教授。現在、法政大学名誉教授、毎日新聞客員編集委員。著書に『蓮門教衰亡史』(現代企画室)、『文明開化と民衆』(新評論)、『スキャンダルの明治』(ちくま新書)、『大衆新聞と国民国家』『むかし〈都立高校〉があった』(ともに平凡社)、『熟慮ジャーナリズム──「論壇記者」の体験から』(平凡社新書)、『増補 論壇の戦後史』(平凡社ライブラリー)、『ジョン・レディ・ブラック──近代日本ジャーナリズムの先駆者』(岩波書店)、『幕末明治 新聞ことはじめ』(朝日選書)、『黒岩涙香──断じて利の為には非ざるなり』(ミネルヴァ書房)などがある。

内容

天皇はここから「ニュース」になった──。生涯にわたって全国各地を行幸し、神話世界を別にすれば日本史上で最初の「旅する天皇」であった明治天皇。とりわけ1872年から1885年にかけ6回にわたって全国各地を回った大規模な巡幸は「明治六大巡幸」と呼ばれ、天皇と民衆の視覚的相互関係におけるエポックメイキングな出来事として研究の対象とされてきた。六大巡幸はまた、「旅する天皇」の誕生であると同時に、「報道される天皇」の誕生でもあった。日本における最初の本格的メディアとして新聞が続々と創刊された同時代性に着目し、両者のかかわりを重層的な視点で描く。新聞と天皇を重ね合わせるところから、近代日本の初発の時期における国民国家の形成において、当時のニューメディアが果たした役割を明らかにする。

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