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アーサー・マッケン自伝

アーサー・マッケン  著

南條竹則  翻訳
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価格 \4,950(税込)         

発行年月 2023年12月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 370p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/イギリス文学
ISBN 9784336075956
商品コード 1037893019
NDC分類 930.278
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2024年02月1週
書評掲載誌 毎日新聞 2024/03/16
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1037893019

著者紹介

アーサー・マッケン(著者):アーサー・マッケン
1863-1947。イギリスの小説家。怪奇小説家として有名。主な作品に「パンの大神」「三人の詐欺師」がある。
南條竹則(翻訳):南條竹則
1958年東京都生まれ。作家、翻訳家。著書に『酒仙』(新潮社)、『怪奇三昧』(小学館)、『ゴーストリイ・フォークロア』(KADOKAWA)、訳書に『英国怪談珠玉集』(国書刊行会)、アーサー・マッケン『輝く金字塔』(国書刊行会)、M・R・ジェイムズ『消えた心臓/マグヌス伯爵』(光文社古典新訳文庫)、M・P・シール『紫の雲』(アトリエサード)、H・P・ラヴクラフト『インスマスの影』(新潮文庫)などがある。

内容

アーサー・マッケンの自伝的作品『遠つ世のこと』と『遠近草』の二作品を完訳!

ケルト人の土地ウェールズ寒村の牧師館に育った孤独な少年が体験する、暗い迷路のような森や銀色の小川の妖精郷と一体となった神秘感。文筆業を志して十八歳で上京した世紀末の魔都ロンドンでの、赤貧洗うがごときの悲惨な生活や通過儀式めいた数々の冒険。とある古本屋の仕事から始まった、『カサノヴァ回想録』や『エプタメロン』など艶書奇書の翻訳作業。悪罵極まるさんざんな世評を浴びた、『パンの大神』ほか自作小説の顛末。奇奇怪怪なオカルト秘密結社、《黄金の夜明け団》との謎のかかわり。愛妻の死の深い傷心を紛らわすためにズブの中年素人が飛び込んだ、役者稼業の奇想天外なるエピソード……。

「ウォンドル川の黒い流れから程遠からぬ家の裏手で、少年が赤い帳面に韻文を書いているという問題は、まさしく宇宙の謎の一つである。それはむしろ入れ子の判じ物で、謎のうちにまた謎がある。」

限りなく美しく不可思議な心象風景と、自己の一貫した強い文学的信念——《告白の作家》アーサー・マッケンの夢見る魂が綴る、小説以上に夢幻的な傑作自叙伝。本邦初訳。

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