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書評掲載

倭寇~わが天地は外海にあり~(潮文庫 た-11)

髙橋 直樹  著

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価格 \1,045(税込)         

発行年月 2024年01月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 294p
大きさ 16cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784267024139
商品コード 1037893147
NDC分類 913.6
書評掲載誌 朝日新聞 2024/03/16
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1037893147

内容

南北朝の戦いに敗れた熊野衆は、源氏の末裔・千鶴御曹司(アギ・バートル)を旗頭にいまだ南朝方が優勢な九州での再起を図る。
熊野で舟指(船頭)をしていたカラスは、その類まれな船捌きを買われ、次第に千鶴の片腕となっていく。
しかし、九州探題となった足利幕府方・今川了俊によって旧南朝方は大宰府を奪取され、熊野衆は対馬に後退する。
もはや安住の地はないのか。新たな天地は海を渡るしかない。
外洋航海術、大型船(ジャンク船)の建造、琉球との交渉など数々の困難を乗り越え、ついに彼らは朝鮮半島の地へ――。

日本史において、中世に悪名を轟かせた「倭寇」。
北九州から朝鮮半島を根城に、日本人そして高麗人などから構成され、海賊行為を行った者たちとしてのイメージが強い。
そうした悪事を働く集団がいる一方で、朝鮮の人々から同じ呼び名の「倭寇」と蔑まれ、恐れられた集団がいる。
その主将の名は「アギ・バートル」。
『高麗史日本伝』に名が残るのみの伝説の人物を中山義秀文学賞の作家が、独自の歴史考察と想像力で描き出す傑作!

日ノ本では故郷を追われ、「海賊」と蔑まれた男たちの、誇りをかけた起死回生をかけた物語

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