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ドイツ・ヴァンパイア怪縁奇談集(ルリユール叢書)

カール・シュピンドラー, ゴットフリート・ペーター・ラウシュニク, ルドルフ・ヒルシュ, エルンスト・ラウパッハ, ヨーゼフ・リッター・ヴィーザー・フォン・メーレンハイム, フランツ・ゼーラフ・クリスマー  著

森口大地  編
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \4,620(税込)         

発行年月 2024年02月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 458p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/ドイツ文学
ISBN 9784864882927
商品コード 1037931649
NDC分類 943.68
基本件名 小説(ドイツ)-小説集
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2024年03月2週
書評掲載誌 産経新聞 2024/02/18
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1037931649

著者紹介

カール・シュピンドラー(著者):(Karl Spindler 1796–1855)1796年にブレスラウの音楽教師の家に生まれる。父の仕事の関係でストラスブールに移住するが、フランス軍侵攻を受けてアウクスブルクに逃れる。演劇にのめり込み、十年ほど旅芸人の下働きをした後、スイスで作家として生計を立てようとする。最初はうまくいかず、生活のために数々の作品を発表した。32年にバーデン゠バーデンに移住し、1855年に当地で死亡。
ゴットフリート・ペーター・ラウシュニク(著者):(Gottfried Peter Rauschnik 1778–1833/35?)1778年にケーニヒスベルクに生まれる。Ph. Rosenwall名義で風俗旅行記などを出版。オランダやドイツのライン地方、スイスなどを周遊した後にいくつかの雑誌・新聞を編集。最終的にライプツィヒに移り住み、当地で1833/35?に死亡。
ルドルフ・ヒルシュ(著者):(Rudolph Hirsch 1816–72)1816年にモラヴィアのナパイェドラで、伯爵家の法律顧問をしていた経済学者でもある父のもとに生まれ、後にチェコのブルノに移る。ウィーンで法律を学んだ後、ブルノの市役所に勤め、そこでヴィーザーと知りあう。幼い頃から音楽への情熱を育んでおり、市役所での仕事に嫌気がさしてライプツィヒに移る。後にトリエステやウィーンで重役に就くが、余暇には趣味の音楽や文学に時間を費やし、創作を続ける。1872年にウィーンで死亡。
エルンスト・ラウパッハ(著者):(Ernst Raupach 1784–1852)1784年にシュレージエンのシュトラウピッツにある牧師の家に生まれる。ハレ大学で神学を学んだ後、兄のいるペテルブルクに移り創作を始める。さる侯爵家の家庭教師を務めるかたわら、大学教授としての業務に追われるが、外国人排斥運動を受けてドイツに戻る。宮廷顧問官のとりなしでベルリンの劇場に腰を落ち着け、1852年に死亡するまで創作を続ける。
ヨーゼフ・リッター・ヴィーザー・フォン・メーレンハイム(著者):(Joseph Ritter Wieser von Mährenheim 1813–86)1813年にチェコのブルノで商人の父のもとに生まれる。オルミュッツの大学で法学を学び、地元ブルノの市役所に勤める。ヒルシュとの共作後は、彼と違ってそのまま地元に留まり、仕事のかたわら創作を続けている。1886年にブルノで死亡。
フランツ・ゼーラフ・クリスマー(著者):(Franz Seraph Chrismar 生歿年不詳)詳細は不明。ペシュト在住であったと考えられる。東欧・南欧を巡る旅行記をいくつか残している。
森口大地(編者):1990年生まれ。ヴァンパイア学者(ヴァンピロロジスト)。京都大学文学研究科博士後期課程修了後、『ドイツ語圏を中心とした初期ヴァンパイア文学史――セルビアの事件からルスヴン卿の後継者まで』で京都大学博士号(文学)を取得。現在、関西学院大学ほか非常勤講師。専門はヴァンパイア学(ヴァンピロロジー)。主に18~19世紀のヴァンパイア史、ヴァンパイアを題材にした史料・文学テクストや論文。

内容

ポリドリ『ヴァンパイア』ブームのさなか、1820~30年代にかけて発表された、ラウパッハ『死者を起こすなかれ』、シュピンドラー『ヴァンパイアの花嫁』など怪縁が織りなすドイツ・ヴァンパイア文学傑作短編集。本邦初訳。ヴァンパイア学者が詳述する訳者解題「ヴァンパイア文学のネットワーク」を併録。

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