小児の鎮静・鎮痛ガイダンス
内容
目次
目 次 第1章 ■ 小児の解剖・特性 1.気道(Airway) 1 小児の気道の解剖学的な特性 2 小児の気道抵抗:「たかが感冒,されど感冒」 3 鎮静薬による気道への影響 2.呼吸(Breathing) 1 呼吸運動による肺胞換気の維持 2 低酸素血症に陥りやすい小児の呼吸解剖生理 3 鎮静によるFRCへの影響 3.循環(Circulation) 1 小児の循環生理の特徴 2 鎮静薬の作用による循環への影響 3 鎮静時の心拍数・血圧異常 4.嘔吐と誤嚥防御機構(Defense against vomiting) 1 嘔吐の発生機序 2 誤嚥防御機構と鎮静薬による影響 第2章 ■ 鎮静・鎮痛前の評価・基準 1.患児の状態評価・痛みの評価 1 鎮静・鎮痛前の患児の状態評価 2 乳児および小児の痛みの評価 2.人員・物品,モニタリング 1 人員物品 2 モニタリング 3 緊急時のバックアップ体制 3.鎮静・鎮痛前の評価・基準:説明と同意,プレパレーション 1 説明と同意 2 プレパレーション 第3章 ■ 薬剤の特徴と使い分け 1.総論:薬物動態の基礎 1 薬物動態とは? 2 効果部位濃度 3 薬力学とは? 4 有効治療域(therapeutic window)とは? 5 投与経路と薬物動態 6 剤形による投与経路の相違 2.各薬剤の説明:鎮静 1 ミダゾラム 2 デクスメデトミジン 3 プロポフォール 4 バルビツール酸(チオペンタール・チアミラール) 5 トリクロホスナトリウム・抱水クロラール 3.各薬剤の説明:それ以外 1 ケタミン 2 亜酸化窒素(N2O) 3 ヒドロキシジン 4 ペンタゾシン 4.各薬剤の説明:鎮痛 1 表面麻酔,浸潤麻酔,区域麻酔 2 表面麻酔 3 浸潤麻酔 4 区域麻酔 5 局所麻酔中毒(LAST) 6 麻薬(フェンタニル,モルヒネ) 第4章 ■ 処置中の留意点・合併症 1.留意点 1 鎮静を開始する前に 2 鎮静深度の維持とモニタリングにおける留意点 2.合併症 1 合併症の種類,頻度,危険因子 2 合併症の対応 第5章 ■ 処置後のケア 1.安全な監視場所への移動 1 安全な監視場所への移動 2 自己膨張式バッグと流量膨張式バッグ 3 監視場所と観察 4 患児のリスク 5 処置のリスク 2.帰宅・退院の判断 3.帰宅時の説明 4.医療者向けの注意点 5.処置後の心理的ケア 1 処置後の遊び,患児の処置の理解,成功体験につながるケア 2 処置後の心理的ケアの留意点 3 処置後の関わりや事後の遊びの具体例 第6章 ■ 非薬理学的介入 1.子どもの特性 1 情緒 2 愛着 3 認知発達 4 感覚の過敏性 2.鎮静が必要な処置の状況・程度 1 非薬理学的介入が適応となる処置の状況・程度 3.方法 1 プレパレーション 2 ディストラクション 3 参考:プレパレーションの例 第7章 ■ 具体的な処置・検査例 1.創傷処置 2.腰椎穿刺(急性脳症疑い時の腰椎穿刺) 3.血管確保(心筋炎疑いの動脈ライン確保) 索 引
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