内容
ネコは中世を通じて写本にしばしば描かれました。時にネズミと共に大切なペットとして、時に寓話の賢いキャラクターや、悪魔の化身として…様々な姿で表現されてきました。
本書は中世ヨーロッパが所蔵している中世の装飾写本のなかから、ネコが描かれた美しいページとともに、中世のネコの生活の様子や、物語のネコが登場する逸話をご紹介します。中世におけるネコのくらしや人間との関係性を魅力的に描き出した1冊です。
2011年にBritish Library Publishingから刊行した、キャスリーン・ウォーカー=ミークル著『CATS in Medieval Manuscripts(中世装飾写本のネコたち)』の日本語翻訳本です。