内容
「とにかくわかりやすい!」だけじゃなく、ワクワクしながら読める!
電気回路とは、電気が流れる道のことです。その道は輪のように閉じていて、流れ出た電気は必ず同量が戻ってきます。電気は、道を通る際に何らかの仕事をします。電気回路を学ぶということは、電気が流れる「道」や、道を流れる「流れ」だけでなく、電気が流れる際の仕事も知るということです。つまり、電気回路を通じて電気の利用方法を幅広く理解することができます。
本書は、電気の広くて深い世界を知るための入門書として、電気が流れる輪を通して見えてくる世界を示せるよう努めました。前半は電気の道や流れについて、後半は電気が流れることによる電気の利用について、それぞれ重点をおいています。電気回路の性質上、ある程度の数式は避けられませんが、内容は平易なものに留めています。また、数式をすべて飛ばしても、読みものとして概要を理解できるようにしています。
このような方におすすめ
・電気以外を専門とする技術者で、電気についても知りたい
・これまで電気の勉強をしたことがなく、何から手をつけたらよいかわからない、あるいは資格取得を挫折した
・電気に関係のある仕事をしているが、技術的なことはわからない