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江戸の戯作絵本<2>(ちくま学芸文庫 コ10-23)
小池 正胤,
宇田 敏彦,
中山 右尚,
棚橋 正博
編
発行年月 |
2024年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
617p |
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大きさ |
15cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784480512253 |
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商品コード |
1037995388 |
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NDC分類 |
913.57 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2024年03月4週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2024/11/16 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1037995388 |
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著者紹介
小池 正胤(編者):小池 正胤(こいけ・まさたね):1930- 2014年。近世文学研究者。東京学芸大学名誉教授。著書に『反骨者大田南畝と山東京伝』(教育出版)などがある。
宇田 敏彦(編者):宇田 敏彦(うだ・としひこ):1934-2023年。近世文学研究者。元戸板女子短期大学教授。著書に『万載狂歌集』(社会思想社)などがある。
中山 右尚(編者):中山 右尚(なかやま・ゆうしょう):1942-2016年。近世文学研究者。鹿児島大学名誉教授。著書に『岩波講座日本文学史』(共著、岩波書店)などがある。
棚橋 正博(編者):棚橋正博(たなはし・まさひろ):1947年生まれ。近世文学研究者。元帝京大学教授。著書に『吉原と江戸ことば考』(ぺりかん社)などがある。
内容
人を惑わす悪玉が踊り狂い、現役の政治家たちがメッタ斬りにされる。大胆で自由すぎる黄表紙の世界
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江戸中期、商業重視の田沼政治により江戸の町は繁栄し、農村部にも貨幣経済が広まった。しかしその反面賄賂がはびこり、農産物の供給量が減少することに。状況を打開すべく老中についた松平定信は倹約を命じ、風紀を取り締まった。黄表紙作家たちはこれに対抗して政治を徹底的に諷刺。結果、作品は大ベストセラーに。しかし作家たちは罰せられ、その後黄表紙の作風は単に可笑しさを追求したものや、敵討ちなどのストーリー性を持つものに変わっていく。本巻には筆禍事件を招いた『鸚鵡返文武二道』等3作品をはじめ、歌舞伎「三社祭」の悪玉踊りの元ネタ『心学早染草』等、計16作品を収録。
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忖度一切なし!
政治と下のハナシは恰好の茶化しネタ
筆禍事件を招いた発禁作をはじめ16作品を収録