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法と言語~法言語学へのいざない~ 改訂版
堀田 秀吾,
橋内 武
著
発行年月 |
2024年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
14p,265p |
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大きさ |
21cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/法律/基礎法・法哲学・法思想史・法社会学 |
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ISBN |
9784874249536 |
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商品コード |
1038043812 |
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NDC分類 |
321 |
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本の性格 |
テキスト |
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新刊案内掲載月 |
2024年03月5週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038043812 |
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著者紹介
堀田 秀吾(著者):堀田秀吾(ほった しゅうご) シカゴ大学言語学部博士課程修了。言語学博士。2008年ヨーク大学オズグッドホール・ロースクール博士課程単位取得退学。法学修士。明治大学法学部教授。専門は法言語学と理論言語学。コーパス言語学や心理言語学の知見を積極的に取り入れながら法コンテキストにおける言語現象の分析を展開している。主著に『コーパスと英語教育の接点』(共編,松柏社,2008年)『法コンテキストの言語理論』(ひつじ書房,2010年),『裁判とことばのチカラ』(ひつじ書房,2009年),Law in Japan, Law in the World.(共著,朝日出版社,2011年)などがある。
橋内 武(著者):橋内 武(はしうち たけし) 青山学院大学大学院文学研究科博士課程中退(文学修士)。ノートルダム清心女子大学文学部教授・桃山学院大学国際教養学部教授を経て,2014年4月より桃山学院大学名誉教授。英語学と社会言語学から出発して,談話分析・英語教育・言語政策・法と言語に関心を持つ。著書に,『パラグラフ・ライティング入門』(研究社,1995年),『ディスコース-談話の織りなす世界』(くろしお出版,1999年)のほか,Language and Politics(共編著,くろしお出版,1986年),『多文化共生社会への展望』(共編著,日本評論社,2000年),『EUの言語教育政策-日本の外国語教育への示唆』(共編著,くろしお出版,2010年),『国際的にみた外国語教員の養成』(共編著,東信堂,2015年)などがある。
内容
言語学や法学を学び始めた大学生や、法と言語に関心のある市民がその要点を知り、この分野の基本事項や考え方を気軽に入手できる「法とことば」の教科書。15ある「学習室」では法と言語に関する様々な豆知識を得ることができる。
■まえがきより
本書はどのように読むべきであろうか。3つの方法を提案したい。
第一に,「法と言語」または「法言語学」の教科書として,シラバスで取り上げられる内容に該当する章を予習・復習したい。復習の折には,章末の課題を解いたり,代表的な関連文献に目を通すとよいだろう。
第二に,「応用言語学」や「社会言語学」などの併用読本として,シラバスが本書のような構成で展開しなくとも,関連図書として併読するに値する。その他の類似の講義や演習においても,課題図書に指定し得るだろう。
第三に,「法と言語」の要点を知るために,この分野の基本事項や考え方を気軽に入手したい向きにも役立つ。章や節の見出し,キーワード,リード文は,要点を把握する上で必読である。「学習室」は豆知識を得るのに格好な小部屋である。しかしながら,「法と言語」や「法言語学」のすべてを書き込んだわけではないので,各章末に掲げた推薦図書も読んで,この分野の学際的な見方を膨らましていただきたい。本書はこの道の出発点であり,行先を示す道標である。