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人的資本の論理~人間行動の経済学的アプローチ~
小野浩
著
発行年月 |
2024年04月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
271p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/経済学説・経済思想 |
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ISBN |
9784296117826 |
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商品コード |
1038194991 |
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NDC分類 |
331 |
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本の性格 |
テキスト |
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新刊案内掲載月 |
2024年05月3週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2024/06/15 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038194991 |
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著者紹介
小野浩(著者):一橋ビジネススクール教授。
2011年Labor and Employment Relations Association 最優秀論文賞受賞、2009年Rosabeth M. Kanter Award in Work-Family Researchトップ20論文賞受賞
早稲田大学理工学部卒業。野村総合研究所コンサルタントを経て、米シカゴ大学大学院社会学研究科博士課程修了、Ph.D.(社会学博士)取得。その後,スウェーデン・ストックホルム商科大学にて経済学博士(Docent)取得。スウェーデン・ストックホルム商科大学准教授、米テキサスA&M大学准教授を経て2014年から現職。現在、テキサス A&M大学特任教授も務める。専門は人材のマネジメント、人的資本理論、統計学、幸福論
内容
【幸福な人生を実現するための経済理論】
人的資本とは、人間の持つ能力、才能、知識、体力を指す。人的資本理論は、それらに投資することで能力が伸び、成長すると考える、単純明快かつ深みのある理論である。その思想は18世紀までさかのぼるが、20世紀後半から、ノーベル経済学者ゲーリー・ベッカーを中心に理論と実証研究が急速に発展した。教育、報酬、差別、結婚、出産など、ミクロからマクロの現象まで幅広く説明ができる理論として、社会の様々な場面で応用されている。しかし、人的資本理論が社会に与えるインパクトは、世の人々に十分に知られているとは言いがたい。それはひとえに、専門家以外の人に対する解説が不足していたからにほかならない。本書はベッカーの弟子による、人的資本理論を体系的に理解するための、待望の入門書。学歴社会、日本型人事制度、失われた30年など、日本社会の事例も多く取り入れて、可能な限り分かりやすく解説する。