著者紹介
デレク・ジャーマン(著者):デレク・ジャーマン(Derek Jarman)
1942年ロンドン生まれ。画家、舞台美術家、映像作家。1960年代にはフレデリック・アシュトンと担当した『ジャズ・カレンダー』(1968)やケン・ラッセルと担当した『ザ・レイクス・プログレス』を含む舞台のセットと衣装デザインをおこなう。映像媒体での作品は70年代から90年代にわたる。この期間に『ジュビリー』(1977)、『カラヴァッジョ』(1986)、『ザ・ガーデン』(1990)、『ブルー』(1993)などの映画を制作した。著書に『ダンシング・レッジ』(1984)、『デレク・ジャーマンのカラヴァッジョ』(1986)、『ザ・ラスト・オブ・イングランド』(1987)のほか 、自伝的な『モダン・ネイチャー』(1991)がある。1994年エイズ合併症により逝去。
内容
不朽の名作
『Derek Jarman's Garden』が、
製版のデジタルリマスターにより、
約30年ぶり待望の新訳復刊!
〈没後30年記念出版〉
*
映像作家デレク・ジャーマンの
詩的でクィアな庭づくり
〈庭の生と死が、いつしか
「ぼく」の生と死を映し出す??〉
*
1994年、AIDSでこの世を去った
映像作家のデレク・ジャーマン。
彼は晩年、イギリス南東部の最果ての岬、
原子力発電所にほど近いダンジネスに移り住む。
死の直前まで慈しみ育て続けた
プロスペクト・コテージの庭は、
いつしか彼の生と死を映し出し??。
写真家ハワード・スーリーの
美しい写真とともに綴られる、
ジャーマンの穏やかな日々と
秘められた激情。
庭や植物、友人たちや恋人たち、
自身の病と死について??
生前最後のエッセイを、
美学者であり庭師でもある訳者によって、
ついに新訳復刊!
※植物リスト付