著者紹介
レイモンド・チャンドラー(著者):レイモンド・チャンドラー
1888年、アメリカ合衆国シカゴ生まれ。両親の離婚後、母親とともにイギリスに渡り、ロンドンのパブリック・スクールで教育を受ける。英国籍を取得し、海軍省勤務、新聞記者を経て、1912年にアメリカに戻る。第一次世界大戦後に小説を書き始める。1933年に〈ブラックマスク〉誌に「脅迫者は射たない」を発表したのを皮切りに執筆活動に専念。1939年に発表した長篇第一作『大いなる眠り』は、フィリップ・マーロウものの第一長篇でもある。同書並びに『さらば愛しき女よ』、『長い別れ』はチャンドラーの傑作長篇として名高い。1959年没。
田口 俊樹(翻訳):田口 俊樹
1950年生まれ、早稲田大学第一文学部卒。英米文学翻訳家。主な訳書、D・ハメット「血の収穫」、R・マクドナルド「動く標的」、R・チャンドラー「長い別れ」、B・テラン「その犬の歩むところ」、L・ブロック「死への祈り」他多数。