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マリアさま(ちくま文庫 い104-1)

いしいしんじ  著

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価格 \924(税込)         

発行年月 2024年04月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 268p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784480439468
商品コード 1038284099
NDC分類 913.6
書評掲載誌 読売新聞 2024/06/16
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038284099

著者紹介

いしいしんじ(著者):いしい しんじ:作家。1966年大阪生まれ。京都大学文学部卒業。94年『アムステルダムの犬』でデビュー。2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲二文学賞、12年『ある一日』で織田作之助賞、16年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞。そのほか『トリツカレ男』『ぶらんこ乗り』『ポーの話』『海と山のピアノ』『げんじものがたり』など著書多数。趣味はレコード、蓄音機、歌舞伎、茶道、落語。

内容

幻想と現実のあわいに仕舞われた、すこし変てこで愛しいできごと。一つひとつのおはなしが静かな奇蹟をよぶ、光にみちた小説集。書き下ろし短編も!

一編ずつが、空気のいい場所への日帰りの遠出。
いしいしんじと書いて融通無碍と読みたい。
――江國香織

何があったのか根堀り葉掘り訊くのではなく、静かに、一緒に、時間を過ごす。
究極の優しさのように思えた。
――松永美穂(解説より)

眠る前にそっと撫でたくなる、光にみちた小説集

体がぽろぽろと土に変わってしまう病気をわずらう兄と、その土を一粒のこらずあつめてバラを育てる弟(「土」)。不思議な花びらがいざなう"おはなしと水でできている島"(「ジュプン」。遠い異国を、ひみつの記憶を、大切な思い出を旅するように紡がれるいしいしんじの世界。小さなきらめきをとじ込めた29のおはなし集。単行本未収録1編&特別書き下ろし短編「光あれ」を増補!

片隅にひそむ小さな光をやさしく掬い上げてくれる――これは、そんなおはなし。

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