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物理化学要論~理系常識としての化学~ 第3版
加藤 立久,
大北 英生,
馬場 正昭,
杉山 雅人
著
田中 勝久,
中村 敏浩
編
発行年月 |
2024年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
7p,186p |
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大きさ |
21cm |
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ジャンル |
和書/理工学/化学/物理化学、理論化学 |
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ISBN |
9784780611793 |
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商品コード |
1038306471 |
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NDC分類 |
431 |
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本の性格 |
テキスト |
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新刊案内掲載月 |
2024年06月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038306471 |
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著者紹介
加藤 立久(著者):京都大学国際高等教育院/大学院人間・環境学研究科名誉教授
本書刊行時
大北 英生(著者):京都大学大学院工学研究科教授
刊行時
馬場 正昭(著者):京都大学大学院理学研究科名誉教授
刊行時
杉山 雅人(著者):京都大学国際高等教育院特定教授/大学院人間・環境学研究科名誉教授
刊行時
田中 勝久(編者):京都大学大学院工学研究科教授
刊行時
中村 敏浩(編者):京都大学国際高等教育院/大学院人間・環境学研究科教授
刊行時
内容
本書の目的
「化学」は物質が関わるあらゆる現象(森羅万象) を原子・分子レベルで解き明かす学問である.身の回りの化学現象はもちろんのこと,社会が抱える課題(エネルギー,環境など) や最先端テクノロジーの本質を原子・分子レベルで捉えるための基礎知識と方法論を修得することは重要であり,化学は一般市民としても身につけておくべき大切な科目である.その化学の理論的土台となるのが「物理化学」である.将来化学系の専攻を目指す学生には,専門科目として学ぶことになる化学の高度な内容への導入となる物理化学の指針書が必要であろう.またそうでない学生には,理系の大学生が常識として身につけておくべき知識と考え方を自分で学べる物理化学の教科書が要るのではないか.その要請に応える教科書として本書の初版は2015 年に出版された.今回,2023 年度から高等学校の化学の教科書が改訂されたことを契機に,高大接続をスムーズにして,より幅広く多くの読者に役立てていただけるように,本書の初版出版の際に掲げた目的や理念を大切にしながらも時代に即して内容をアップデートして本書を改訂した.
本書の対象は,主に理系の大学新入生であることから,本書では物理化学の柱となる基本的な考え方をコンパクトにまとめた.独力で学習できるように工夫したので,物理化学の基礎を身につけるために本書を役立ててほしい.特に本書の中で示した化学の論理構造や方法論は,他の自然科学の分野でも必ずや力となるので,本質的な理解に到達するまで,じっくりと学習に取り組んでいただきたい.
「はじめに」より