内容
ショーケンこと萩原健一と水谷豊との名コンビが躍動した伝説のテレビドラマ『傷だらけの天使』。
1974年10月から1975年3月まで放送された本作は、鬼才・気鋭の映画監督や脚本家が招聘され、斬新な演出とセンシブルな物語を紡いでいく不朽の名作となった。
本書では、ファッションや音楽など当時の若者カルチャーの最先端を行き、現在に至るまで多くのクリエイターにも影響を及ぼしたこの番組の多くの関係者へ、新たに取材を敢行。
放送開始から50年の節目に、なぜ『傷だらけの天使』はいまだわたしたちの心に残り続けるのか、その理由と価値を問う。
◆目次◆
第1章 『傷だらけの天使』前夜
第2章 企画と制作準備--今までなかったテレビドラマを
第3章 嵐のシリーズ前半--鬼才監督たちの競演
第4章 路線変更--そして、伝説に
第5章 『傷だらけの天使』全26話あらすじと解説
第6章 その後の『傷だらけの天使』
◆著者略歴◆
山本俊輔(やまもと しゅんすけ)
1975年生まれ。
作家、映画監督。
『殺し屋たちの挽歌』でロードアイランド国際ホラー映画祭観客賞を受賞。
『カクトウ便/そして、世界の終わり』で劇場公開デビュー。
映画の分野をメインに執筆活動中。
佐藤洋笑(さとう ひろえ)
1974年生まれ。
音楽雑誌編集者を経て映画、音楽を中心にライターとして活動。
山本俊輔との共著に『NTV 火曜9時』『映画監督 村川透』(DU BOOKS)がある。