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楠木正成・正行・正儀南北朝三代の戦い(星海社新書 292)

生駒 孝臣  著

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価格 \1,540(税込)         

発行年月 2024年04月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 223p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/日本史
ISBN 9784065354735
商品コード 1038358322
NDC分類 288.3
基本件名 楠木氏
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2024年06月1週
書評掲載誌 朝日新聞 2024/05/11
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038358322

著者紹介

生駒 孝臣(著者):1975年三重県生まれ。大阪教育大学教育学部卒業、名古屋大学大学院文学研究科博士前期課程修了、関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得退学、博士(歴史学)。現在、花園大学文学部日本史学科准教授。著書に『楠木正成・正行』『中世の畿内武士団と公武政権』(以上、戎光祥出版)、『楠木正行・正儀』(ミネルヴァ書房)、共編著に『南北朝の動乱 主要合戦全録』(星海社新書)、『南北朝武将列伝 南朝編』(戎光祥出版)、『楠木正成 知られざる実像に迫る』(批評社)などがある。

内容

時代によって評価が変わった楠木氏三代

鎌倉時代末期から南北朝時代の武将楠木正成とその長男の正行、三男の正儀。この三人の父子が本書の主役である。後醍醐天皇と南朝を支え続け、戦前の教育では理想の「忠臣」として賞賛された正成・正行だが、戦後になると正成は権力に抗う「悪党」へと評価を一変させた。いっぽうの正儀は「裏切り者」のイメージから戦前の教育で触れられることはなかったが、近年は南朝を代表する武将として再評価が進んでいる。時代によって評価が大きく変わった楠木氏三代の実像とはどのようなものか。気鋭の研究者が同時代史料や『太平記』を駆使しながら虚飾のない新たな楠木氏像を再構築していく。

*目次
はしがき 二十一世紀の楠木氏

第一部 楠木父子 三代の軌跡
第一章 楠木正成
一、楠木正成の登場
二、正成と後醍醐天皇
三、正成の挙兵
四、正成と建武の新政
五、建武政権の崩壊
六、湊川の戦い

第二章 楠木正行
一、正行の人物像
二、正行と南朝
三、正行の戦い
四、四条畷合戦

第三章 楠木正儀
一、正儀と南朝
二、正儀と観応の擾乱
三、正儀・南朝の反撃
四、室町幕府との激戦
五、正儀と北朝・室町幕府
六、正儀の幕府への帰順
七、正儀の最期

第二部 楠木氏とは何者だったのか? 領地・在地武士・戦争
第四章 楠木氏の支配領域
一、楠木氏の本拠地
二、楠木氏の所領
三、南朝国司・守護としての支配地

第五章 楠木氏と在地武士
一、正成と畿内武士
二、楠木武士団の実態
三、楠木正儀と楠木武士団の再編

第六章 楠木氏の戦争
一、正成の戦争
二、正行の戦争をめぐる虚実
三、正儀の戦争

第七章 楠木氏の子孫
一、正儀の子どもたち
二、室町時代の楠木氏

あとがき

主要参考文献

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